人は、読んでいる本の世界の中に、 私を棄てて、 誠実に、深く斬り込んで行くのでなければ、 その本の著者と真に「対話」する事は出来ない。 その為(た)めには人は先(ま)ず、 相手の言う事を、深切に聴きとる必要がある。
小宮豊隆[こみや・とよたか] (独文学者、文芸評論家・演劇評論家、夏目漱石の門下生、1884〜1966) 『漱石先生と私たち』
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