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[ 名言 ]
花の色は霞にこめて見せずとも
香(か)をだにぬすめ春の山風(やまかぜ)

[ 出典 ]
遍昭[へんじょう]
[良岑宗貞][よしみねの・むねさだ]
(平安時代前期の僧・歌人、816〜890)
『古今和歌集』に収載
※当句は遍昭がまだ出家前だった頃に詠んだ歌

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[ 意味 ]
美しい花の色は霞にとじこめて見せてくれないとしても、せめて香りだけでも盗み出してきてくれ、春の山風よ。

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