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「生まれ」による教育格差・機会格差のある社会は、
一人ひとりの無限の可能性という資源を活かさない 燃費の悪い非効率的な社会だ。 (要約) 松岡亮二[まつおか・りょうじ]
(教育社会学者) 『教育格差』 〈原文全文〉
生まれ育った家庭と地域によって 何者にでもなれる可能性が制限されている 「緩やかな身分社会」、それが日本だ。 現行の教育制度は 建前としての「平等」な機会を提供する一方、 平均寿命が80歳を超える時代となっても、 10代も半ばのうちに 「身の程」を知らせる過程を内包している。 「生まれ」による機会格差という現状と 向き合い積極的な対策を取らなければ 「いつの時代にも教育格差がある」ことは変わらず、 わたしたちはこの緩慢な身分制度を維持することになる。 それは、一人ひとりの無限の可能性という資源を活かさない 燃費の悪い非効率的な社会だ。
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「他人の心はけっきょくのところ分からない」
という素朴な日常的実感は、 あくまでも部分的な不可知性にとどまっている。 相手を疑ってかかっているときでさえ、 その人の心の動きのいちいちすべてを疑うわけではない。
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