君子の交わりは淡きこと水のごとく、小人(しょうじん)の交わりは甘きこと醴(あまざけ)のごとし。
荘子[そうし] (中国戦国時代の思想家・道教の始祖、前369〜286) 『荘子』(そうじ)─山木
(ver.1) 君子の交わりは淡きこと水の如(ごと)し。
(ver.2) 君子の交わりは淡き水の如(ごと)し。
(意味) 人との交際の仕方は、あっさりとして淡白な、水のような付き合いの方が、飽きずに長続きする。 一方、甘ったるくべたべたした、甘酒のような付き合い方だと、かえってすぐに飽きてしまうものである。 また、思慮の深い者同士の場合、それぞれが自分の世界を持っているので、不必要に長時間つるむこともなく、自然と淡白な付き合い方になる。 一方、思慮の浅い者同士の場合、人とつるむこと自体が交際の目的となるので、一緒にいる時間が無駄に長くなり、その分、仲違いを起こす確率も高まり、結局交際は長続きしなくなる。
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