名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
10月3日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
静まり返った高級レストランのどまん中で、
突如快音を発して、
ズズズーッとスープをすすることは、
社会的勇気であります。
(
三島由紀夫
)
2.
愛の舞台に上って馬鹿らしい役割を演じるのは、いつでも男だ。
(
島崎藤村
)
3.
自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。
(
夏目漱石
)
4.
酒を傾けて酵母を啜(すす)るに至るべからず。
(
森鴎外
)
5.
酒を飲むと、修業の妨げになる。
酒を飲むと、常の修養が乱れる。
酒を飲むと、意思が弱くなる。
酒を飲むと、立身がおぼつかない。
──などと考えてござるなら、お前さんは大したものになれない。
(
吉川英治
)
6.
感化は書物よりも生きた人より受けたものの方がぐっと大きい。
(
田山花袋
)
7.
恋愛は芸術である。
血と肉とを以って作られる最高の芸術である。
(
谷崎潤一郎
)
8.
我々に武器を執(と)らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。
しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。
(
芥川龍之介
)
9.
女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。
(
夏目漱石
)
10.
職業に貴賎はない。
どんな職業に従事していてもその職業になり切っている人は美しい。
(
吉川英治
)
11.
一輪の花美しくあらば、われもまた生きてあらん。
(
川端康成
)
12.
我々の子供は、我々の中での原始人である。
(
萩原朔太郎
)
13.
ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、
──ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ。
(
山本周五郎
)
14.
愛をもとめる心は、悲しい長いつかれの後にきたる。
それはなつかしい、おおきな海のような感情である。
(
萩原朔太郎
)
15.
夢の行き着いたところに結婚があるのではなくて、結婚から夢の現実が始まるのです。
(
山本周五郎
)
16.
自己嫌悪がないという事は、その人が自己を熱愛する事のない証拠である。
自己に冷淡であるからだ。
(
志賀直哉
)
17.
四十歳五十歳という風に、十を境にして生涯を区切ることは、一種の便宜であり感傷であって、半ばは人間の緩怠(かんたい)の性癖に過ぎないだろう。
(
川端康成
)
18.
取らねばならぬ経過は泣いても笑っても取るのが本統だ。
(
志賀直哉
)
19.
道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。
道徳の与えたる損害は完全なる良心の麻痺である。
(
芥川龍之介
)
20.
恋愛の兆候の一つは彼女は過去に何人の男を愛したか、あるいはどういう男を愛したかを考え、その架空の何人かに漠然とした嫉妬を感ずることである。
(
芥川龍之介
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ