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悔いにみちたこの人生こそ私の人生で、それ以外に私の人生はありえなかったのだ。
高見順［たかみ・じゅん］
（昭和の小説家・詩人、1907〜1965） 【 高見順の名言 】
〈全文〉
悔いにみちた人生ではあるが、それが私にとって私の人生なのだ。 私としては精一杯生きてきた人生である。 それと違った人生を、はたして私が持ちえたかどうか。 ＿＿ Link ＿＿ 悔いにみちたこの人生こそ私の人生で、それ以外に私の人生はありえなかったのだ。 ＿＿ Link ＿＿ それは私が私の人生を、悔いにみちた人生にせよ、不遇の人生だったと思わないからか。 事実、私は私の人生を不遇とは思わない。 と同時に、私の人生を何も栄達(えいたつ)の人生だとも思っていない。 つまり客観的に私の人生がどうあろうと、私のこの人生しか私にはなかったのだ。 人生とは私にとって、私の人生しかないのだ。 ＿＿ Link ＿＿
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