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今日の
日本の文豪の名言
☆
4月14日
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1.
逢ひたきひとのあれども
逢ひたきひとは四十路(よそぢ)すぎ
わがそのかみ知るひとはみな四十路すぎ
四十路すぎては何のをとめぞ
をとめの日のありしさえ
さだかにあはれ
信じがたきに
(
室生犀星
)
2.
ユーモアのない人生なんて、凡(およ)そ糞面白くないものだが、
同時に、人生から偶然というものを取り除いてしまえば、随分味気ないことになるだろう。
(
織田作之助
)
3.
あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである。
(
芥川龍之介
)
4.
民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、利己的な嫉妬を感ずることである。
(
萩原朔太郎
)
5.
強者は道徳を蹂躙(じゅうりん)するであろう。
弱者はまた道徳に愛撫(あいぶ)されるであろう。
道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。
(
芥川龍之介
)
6.
「お前はまだ人生経験が足りない」と言いかえす人があるだろうが、私もすぐ、「お前さんは自己分析が足りない」と言いかえしてやります。
(
三島由紀夫
)
7.
信念のないロマンチストは皆ファンティジストに過ぎず、信念のないリアリストは皆センチメンタリストに過ぎぬ。
(
川端康成
)
8.
自己の金力をしめそうと願うならば、それに伴う責任を重んじなければならない。
(
夏目漱石
)
9.
人の世を創ったものは神でもなければ鬼でもない。
やはり向こう三軒両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が創った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
(
夏目漱石
)
10.
男の世界は思いやりの世界である。
男の社会的な能力とは思いやりの能力である。
武士道の世界は、一見荒々しい世界のように見えながら、現代よりももっと緻密な人間同士の思いやりのうえに、精密に運営されていた。
(
三島由紀夫
)
11.
よき友を持つものは、自分の方でもよき友になれるものでなければならない。
自分だけが得することは不可能である。
(
武者小路実篤
)
12.
宗教心なき人間は、最も劣等なる人間なり。
(
国木田独歩
)
13.
何にも特色がなくとも正直に働く人は、それは新しい世界の基礎になる。
(
武者小路実篤
)
14.
人はなんでも平和を愛せばいいと思うなら大間違い、平和、平静、平安、私は然(しか)し、そんなものは好きではない。
不安、苦しみ、悲しみ、そういうものの方が私は好きだ。
(
坂口安吾
)
15.
仕事を持っている女は(男もそうだが)、その仕事をしている時が一番美しい。
(
織田作之助
)
16.
キリストはみずから燃え尽きようとする一本のローソクにそっくりである。
(
芥川龍之介
)
17.
本当に転がった者は、起き上がる時になにか得をしている。
(
武者小路実篤
)
18.
自分は女の容貌に満足する人(=男性)を見ると羨(うらや)ましい。
女の肉(=肉体)に満足する人を見ても羨ましい。
自分はどうあっても女の霊というか魂というか、いわゆるスピリットを攫(つか)まなければ満足が出来ない。
(
夏目漱石
)
19.
いくら此方(こち)で力んだって、天気と疑いばかりは先方からはれるのだ
(
尾崎紅葉
)
20.
青春の特権といえば、一言を以(もっ)てすれば、無知の特権であろう。
(
三島由紀夫
)
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