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1.あなたから棄てられたこそ、ぼくは、人間から棄てられたあの人の苦しみが、少しはわかったんです。

2.言葉に出せば、重荷を抱えた胸が軽くなる。(ver.0)

3.石に無く岩には雪の残りたる

4.南無阿弥陀仏をいくらとなえても仏法は弘(ひろ)まらん。それはどう生きとるか、その生きざまを見て仏法は伝わるもんやと思う。ただ南無阿弥陀仏いうたって、わしはあかんと思うんや。だから自分がどういうふう……

5.リーダーは、集団でやるものではない。

6.運命なんて、努力次第で変えられるんですよ。

7.また人の惜しまれて死ぬ寒さかな

8.人は熱狂しない限り、偉大なる真実にまで到達できない。冷静さは議論はできても、何も生み出さないからだ。

9.何をしてもうまくいかず、気持ちがふさぐ日。そのような日こそ、ただシンプルに、最善をつくしてすごすこと。

10.何が幸せか。何が不幸せか。かたちのあるようで、かたちのないもの。それは、やはり、それぞれの人の心の中にあるものではないでしょうか。

11.悲観的な人は、望ましくない事を自分の弱点と結び付けて解釈する。

12.文学は純粋に人間的な生の表出である。文学という形式で自己を表現する動機は、まさしく、自己自身を客体化するという(著者にとって)自殺的な能力を、文学が持つからである。

13.人を悩ますのは、今日の苦労ではない。昨日に対する後悔と明日への不安である。後悔と不安は、私たちから今日という日を奪う大敵なのだ。

14.自分からふれ合おうとしなければ、何も生まれない。

15.自分の意見を変え、自分の誤りを是正してくれる人に従うこともまた一つの自由行動である。なぜならば君の衝動と判断と、しかり君の叡智(えいち)に従って遂行される行動は君自身のものなのであるから。

16.いちばん大切なのは、自分だけのサウンドだ。それがない限り、どんなメロディを演奏しても意味がない。

17.チームを強くするためには、監督自身が成長、進歩しなければならない。

18.短夜(みじかよ)に孤(ひと)り疲れてねむるかな

19.自作を語るなんてことは、老大家になってからする事だ。

20.戸のない納戸だの口の閉まらない財布だのは、持っていても役に立たないと信じているくせに、口に戸を立てず締めず、さながら黒海の水が四六時中外に流れ出すように言葉をたれ流す人がいる。そういう人……

21.総じて人は己れに克(か)つを以(もっ)て成り、自ら愛するを以て敗るゝぞ。

22.ビンボーっていうのは劣等感と無力です。すなわち、“おまえは力がないから貧乏になるんだ”みたいな、さげすむ風潮があるから人は(自分が貧乏であることを)言わない。

23.1人の人間の信念は、100万回の会議に優る。

24.鏡に完全に物を映そうと思ったら、鏡の曇りをとらなければいけないのと同じように、少しでも消極的なものが心のなかにあれば、心の鏡を曇らせていることになりますから、これをとらなければならない。

25.先ず裸となり、とらわれたるタブーをすて、己れの真実の声をもとめよ。(中略)堕落自体は悪いことにきまっているが、モトデをかけずにホンモノをつかみだすことはできない。表面の綺麗きれいごとで真実の代償を……

26.夏至の夜の半熟の闇吸ひ眠る

27.二人で笑うのは恋のはじまり いいわけは別れのはじまり

28.女に惚(ほ)れられて、死ぬというのは、これは悲劇じゃない、喜劇だ。いや、ファース(茶番)というものだ。滑稽(こっけい)の極(きわみ)だね。誰も同情しやしない。

29.やっかいなことに、抑圧された怒りは元々の原因が目の前にないためか、本当の原因を自分も忘れてしまっていることがある。知らないうちに怒りの矛先が変わったり、変形したり、増幅したりすることもある。

30.犬は、噛みつくより吠え立てる。

31.「他人に善かれかし」と願う、美しい思いには、周囲はもちろん天も味方し、成功へと導かれる。

32.自己中心的な人、協調性のない人の口癖は、「自分の価値観を人に押しつけるな」だ。

33.行動原理を他人に倣うということなら、善いことを倣う方が善いに決まっている。しかし決してそうはならないのは、やはり人は自分の見たいものしか見ない。自分のしたいことしかできないということである。

34.い目で見ればメディアこそがメッセージなのです。ゆえに集団行動によって、社会が、印刷や写真やラジオなどの新しいメディアを発展させると、社会は新しいメッセージを表明する権利を得るのです。この新しいメッ……

35.現代では人手に渡したくないというエゴと独占欲が、まァいうなら、恋というもんだ。

36.センスを磨くのは、お金だけではダメで、手間と小まめがたいせつだと思うのだ。

37.我々が長年かかって身につけて来た世の中の常識というものは、世間を渡る上の近道であるにはちがいない。しかしそればかりでは世の中は進展しないし、柔軟な魂は陽の目を見ずに埋もれてしまう。

38.心配をするのではなく、よくなることを思いなさい。

39.苦痛を眼にしながら何もしない人間は、苦痛を与える人間とさして変わりない。

40.駄目なことの一切を 時代のせいにはするな

41.人並の才に過ぎざる わが友の 深き不平もあはれなるかな

42.人は誰でも、自分と違う人間を、容易には認めようとしません。自分とは違う人間を異常と思うことで、自分をマトモだと思いたがるファシストなんですよ。「あいつは何々だからマトモじゃない。俺は何々じゃな……

43.古今東西を問わず、もっとも悪いマナーは、マナーにうるさいことである。

44.「甘美なる恋愛」の序曲と称する「もののはずみ」とかいうものの実況は、たいていかくの如(ごと)く、わざとらしく、いやらしく、あさましく、みっともないものである。

45.人は些細な侮辱には復讐しようとするが、強力な攻撃には復讐する気が失せる。従って人に危害を加えるときは、徹底的にやらねばならない。

46.無にはじまって無に終わる。それが音楽だ。

47.優れた知識、豊富な知識を持つバカはいても、判断力のあるバカはいない。

48.家が内輪もめでばらばらなら、その家は立ち行かないであろう。

49.寝返りを打ちてそろそろ昼寝覚(ざ)め

50.幻影は落ちていった。一つまた一つと。果実の皮がむけるように。そして残った果実は経験というものだ。

51.自分の生死を尽くして生きられる願い、そういう自分の生死を尽くして担わずにはおれない願いというものが見つかることがほんとうの幸せなのです。

52.確かに(夢を目指すのが)遅いかもな。何事も早く始めた者のほうがチャンスも多いし、技術も身につき、有利なはずだ。しかし、それは夢をあきらめる理由にはならない。

53.心理的にも肉体的にも、指揮官は弱みを部下に見せてはならず、その印象を与えぬ努力を欠いてはならない。

54.人間をだます狐がおるのではない、狐にだまされる人間がおるだけだ。

55.世の成功者や成功した友人知人がうらやましくて仕方ない時、自分が惨めに思えて落ち込んだ時は、「成功者でさえ何十年後には死ぬ」という絶対法則を思い出そう。意外なほど気持ちが明るくなるはずだ。

56.ジャーナリズムの反対語を知っているかね? マンネリズムだよ。

57.悲しんでばかりいると、亡くなった方も成仏できません。「私のことは、どうぞご心配なく」と、良い波動を送ってあげましょう。(ver.0)

58.「善い」と書くべきところを「良い」や「よい」で済ましてしまうと、意味は非常に軽いものになってしまう。これでは善の心は育たない。

59.失敗者から学ぶことはするまい。成功者から学ばなければならない。(ver.0)

60.触れがたしげんげ田(だ)に寝る四童女(よんどうじょ)

61.鳥雲(ちょううん)に若さは未知を怖れざる

62.人生をうまく生きる人というのは、楽しい口実をたくさん考えつく人である。

63.夏のよさは暑い点にある。からだがぐったりし、頭がぼやけ、精神がだらける。したがって世の中は平和である。わが国では盛夏に、政治的社会的な大事件は起りにくい。自然の力による強制休養である。

64.あなた方の心のなかの考え方や思い方が、あなたたちを現在あるがごときあなた方にしているのであります。

65.悲しみも春もにはかに来るらしき

66.美は信用であるか。そうである。純粋美とは譬喩(ひゆ)である。

67.ぐちをこぼして ゆくんだね なみだをながして ゆくんだね  だれにも気がねは いらぬから えんりょしなくて いんですよ  ぐちをこぼして ゆくがいい なみだをながして ゆくがいい

68.人は誰でも、一国家、一民族の構成員である限り、彼の心理作用は、その従属国家または民族の伝統によって左右されます。だが、この伝統は、ややもすれば往々にして、また、ほとんど常に、世界の平和、人類の幸福……

69.人生のほとんどすべての不幸は、自分に関することがらについて、誤った考え方をするところから生じる。出来事を健全に判断することは、幸福への大きな第一歩である。

70.「今日的意義」にも、社会的規模のものと個人的規模の二種があるような気がする。そして、この場合でも、両者を分けるのに、客観的で明確な尺度を、われわれは持っていると言えるのであろうか。

71.正直で誠実で、人情深くて、それが貧乏人のけちな根性さね……。何もないから、せめて正直で、おずおずして、銭勘定ばかりしている。

72.偉大なソロを集めたオーケストラが最高のオーケストラではない。優れたメンバーが最高の演奏をするものが最高のオーケストラである。

73.お金の管理に長けた人は、1ドルを節約する方が、1ドル余分に稼ぐことに比べてどれだけ簡単かを本能的に知っています。

74.環境が引き起こすミスの中では、とりわけ対人関係が原因となって引き起こされるミスは意外に多い。

75.多くの人たちが「家族のため」にではなくて「自分が納得するため」に仕事を探すようになると、労働市場に偏りができて、経営者たちは困ってしまう。資本主義社会では、不満を言わずに単純労働に従事するような労……

76.何人も、生活を美にみちびくことは大切である。生活をゆたかにするために、みずからを丹念に育くんでゆくために。

77.知識を基盤とする知識組織では、システムそのものの生産性を左右するものが、知識労働者一人ひとりの生産性である。かつては働き手がシステムのために働いたが、知識労働ではシステムが働き手のために働く。

78.分からぬものを分かるためには、フェアな観察が必要ですよ。

79.和気、勇気、根気。

80.鹿気どりでいるロバは、溝を跳び越える時に気づいても後の祭りだ。

81.見ためが悪いと、何事も気に入られない。(ver.0)

82.六月の樹々の光に歩むかな

83.内的な祈りが欠けている限り、宗教は存在しない。一方、この内的な祈りが起こって魂をかき立てる時は、たとえ形式や教義がなくても、必ず生きた宗教がある。

84.人は文字通りに考え過ぎる。

85.聡明な人間は、旅することによって、最も見事に自己を形成していく。

86.私は肝(きも)のすわった人材を探します。雇うのはそういう人ですね。肝なんて、あとから植えつけるわけにはいきませんし。

87.すべての子どもたちは、神のもとからこの世に直接に送られ、また神が彼らをそう創り得るように純粋である。

88.鰊(にしん)そばうまい分だけ我は死す

89.自分は、これまでの生涯に於(お)いて、人に殺されたいと願望した事は幾度となくありましたが、人を殺したいと思った事は、いちどもありませんでした。それは、おそるべき相手に、かえって幸福を与えるだけの事……

90.(両者の話を聞いて公平な)判断を下すには、左右同じような耳を持つ必要がある。

91.智慧・慈悲のはたらき そのものが 「仏(ぶつ)」なのです

92.いかにして見事に献身すべきやなどと、工夫をこらすのは、最も無意味な事である。

93.手を洗ひをえて思ひぬ春めくと

94.十読は一写に如(し)かず。

95.多くを知る者とは、長く生きた人間のことではない。誰よりも遠くまで歩んだ人間のことだ。

96.敵を強くのみ思いなして恐るるは不覚なり。

97.最後の一秒までチャンスにしがみついてみる。その一秒がすぎたら……神よお力ぞえを!

98.(自分は)「なぜ生まれたか」などという問いにはあまり深く立ち入らないほうが身のためだ。生まれた意味にこだわりすぎると、逆に、人生の空しさを強く感じさせられることにもなりかねない。

99.人生は予定どおりに展開するものではない。さまざまなハプニングがある。これをよい方に何とか読み換えて生かすことを考えたい。

100.面子、体裁、照れくさい みんなまわりを気にしてのこと なんで気にするの── 少しでも自分を カッコよく見せたいと思うから 誰に見せたいの── それは人間 常識豊かな人間 分別豊かな人間 相手はいつ……

101.指図する人が多い家では、事がはかどらない。

102.見回して放屁一発秋の山

103.真理の発見は必ずしも人に快楽を与えない。智慧の実は、にがいものだ。

104.時間が経つといろんなものが、本当にあっさりと消えてしまうのだ。

105.“文化”とは、“分化”するものだ。

106.人生なんて食って、寝て、やって、終わり。

107.有明のつれなく見えし別れより 暁(あかつき)ばかり憂きものはなし

108.人間が優しくあることを不可能にする仕組みや制度と闘っていくということが、社会的に優しい人間の条件だろう。

109.外套を脱がずどこまでも考へみる

110.いいかね、地球が太陽をひとめぐりするあいだ(=1年間)、土の中で眠って芽をだす日を待っている種のように、待つことだ。ことばがおまえの中で熟しきるまでには、それくらい長いときが必要なのだよ。

111.我々の人生は、思考が形づくる通りのものである。

112.閉じた口には蝉(せみ)は飛び込まない。

113.逆境は人間を向上させる。

114.(※人生の)戦友というのは、もう、男・女を超越したものである。同じ世代を生きて、まだあと何十年か生きなければならない、その共感と連帯感は戦友でなければわからぬ。

115.(経営者の役割とは)ほとんど答えがない、みんなが答えを出せないで迷っているところを「こうする」と決めることだ。何も理論的根拠はないけど、「こうする」と言うことで、「決断」「判断」が速くな……

116.(なぜ夫を主人と呼んで悪いのか?) 主人と思う人はそれでいいかもしれないが、もしも、自分の生活を少しでも進展させ新しい風を吹き込ませようとするならば、自分を成長させようとするならば、主人と呼ぶのは……

117.一人一人の平凡な日常の中で、国際性は試されているのだ。

118.入力不力(にゅうりょく・ふりき) りきんだらダメ たるんでもダメ ちからをいれてりきまず それがなかなか むずかしいんだよなあ

119.ひとりの人間があらゆる面で誰よりも優れているということなどはあり得ない話だ。自分より知識や情報を持っている人間は必ずいる。若かろうと年配者だろうと関係なく、その人の話は聞くに値する。

120.血は水に変えられぬ。

121.怒りの発するときは、後悔の始めである。

122.文章や話し方には、その人の品性や知性、学識などが素直に表れる。

123.自助頼み、家族依存が日常化することで、税や制度への不信が募り、他者との連帯が広がらず、これが政治にフィードバックして「磁力としての新自由主義」を強める。このような負のサイクルが循環しているようにみ……

124.一念の亀の子亀の子海に入る

125.誰かに借りたら誰かに返そう。誰かにそうして貰ったように、誰かにそうしてあげよう。

126.世の中、こちらでは常識だと思っていることが、相手にとっては常識でないことが意外と多い。

127.平均点を目指すと、限界も決まってしまう。

128.運命は――生としてかくあるべきであるとか、かくあるべきでないとかは――議論することではなく、自分が受け容れるか否かの問題である。

129.他人の(自分に対する)敵意や悪意は、その大部分は自分自身の敵意や欲求不満を反映している。

130.老若男女を問わず、誕生日は芽出度いものである。己はもちろんのこと、他人の誕生日を祝うことは、「あなたが生まれてきたことは正しい」、「今こうして生きていることは喜ばしい」という存在意義を全面的に肯定……

131.母さんがよい子だからという時は かならずご用をいいつけるなり

132.戦争は秘密裏に始まる。

133.よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいといったところで仕方ない。現実は事実だ。

134.詩人は、思いのままに自分自身にも、他者にもなれるという、この類なき特権に恵まれているのである。肉体を求めてさまようあの魂たちのように、詩人は、好きなときに、誰の人格の中にでも入っていく。

135.表現する手段さえ持てれば、悲しいこともプラスにできる。

136.夕蝉(ゆうぜみ)の汐(しお)引く如く鳴き沈む

137.ぼくら以外のところにあって、しかもぼくらのあいだに共通のある目的によって、兄弟たちと結ばれるとき、ぼくらははじめて楽に息がつける。

138.右手つめたし凍蝶(いてちょう)左手へ移す

139.初夢の変なところで目覚めけり

140.人は悲しい時は存分に泣くのがいい。苦しい日には「苦しい」とさけべばよい。そうして、その辺の石に手をついて起き上がるのだ。そこから歩く。泣きながらでも歩いていく。それしかない。

141.変化をマネジメントする最善の方法は、自ら変化をつくり出すことである。

142.別れがあるからこそ、人の出会いはより貴重な光を放つものとなる。愛は、人生の最も大きな喜びとなる。

143.幸運がどんなものかなんて、私にはわからない。そんなもの当てにしたことはないし、当てにするなんて、むしろ怖いと思う。

144.不常識、非真面目。

145.いくつもの逆風を乗り越えてこそ大志は成就する。その覚悟がなければ一攫千金を夢見ていることと変わらない。

146.思いきってやれるものならやってみろ。それができないのならおとなしくしておけ。

147.日輪を隠す日光日日草(にちにちそう)

148.自分の心の中に、非常に傲慢な自惚れがあることに、少しも気がつかなかった。俺のいま考えていること、俺のいま知っていることは、非常に価値の高いことだと、こういうふうに思っていたから、どんな……

149.一度、真似をすると、永久に真似をしてゆくのである。

150.ぼくはどんなに苦しいときでも、苦しいような顔をしないから、自由気ままに生きているように見られたね。

151.やる前に許可を求めるな。やってから許しを求めよ。

152.新緑の色ととのへてゆく裾野

153.中身のない軽い神輿(みこし)ほど、担ぐにいとも容易(たやす)きことは自明の理だが、見物すらしていない、一片の興味も寄せぬ者にまで種々(しゅじゅ)尻拭いを強いるのだけは、もう勘弁してもらいた……

154.投資に関する2つのルール。ルール1:決してお金を失わないこと。ルール2:決してルール1を忘れないこと。

155.祖先を祭るために生きていなければならないとか、人類の文化を完成させなければならないとか、そんなたいへんな倫理的な義務としてしか僕たちは今まで(死んではいけない理由を)教えられていないのだ。なんの科……

156.忘却という《消しゴム》がなかったら、人間は生きてはいけない。哀しみ、苦しみが、ただ上へ上へと積み重なり、人を押し潰すだろう。時だけが解決してくれることというのは、確かにある。忘却とは人を生……

157.一般的な風景があるとしよう。そこにはつねに、誰にも見られたことのない一隅がある。それは、知覚されていないから無だと言えるだろうか。否(いな)、というのもこの一隅は、他の表象された場所と共存し……

158.あらゆる芸術は畢(つい)に死す可(べ)きだ。否(いな)最後の一行を書き終った時彼の詩は死す可きだ。芸術家とは死を創る故(ゆえ)に僅(わず)かに生を許されたものである。刹那(せつな)が各人の秘密を抱……

159.わたくし自身の将来は、今この瞬間ここにある。今ここで頑張らずにいつ頑張る。

160.人間は、給料の高さを気にしたり、電車がすいてて喜んだりするだけの存在じゃあねえ。

161.幸福になるための心得。2.気が滅入るときには、天気のよい日に景色のよい所へ散歩に行く。自分の周囲にどんなに美しいものがあるか考えてみる。

162.たとえ実力は二流であっても、物事に没頭できるタイプであれば、没頭できないタイプの一流の人間に勝つことが、しばしばある。

163.権力は、あらゆる徳のなかの徳だ。それにはひとつしか欠点がない。ところがそのために、すべてが台無しになる。権力はけっして完璧にはなれない。だから権力は飽くことを知らぬ。

164.ファーストペンギンがいないとよく言われますが、ポイントを外してるなと。本当の問題は「セカンドペンギンがいない」ということなんです。セカンドが出て初めて、最初に飛び込んだペンギンに「ファースト」の称……

165.仕事は断りません。だって、わざわざオレのこと探してきてくれた人の依頼を断るなんて、失礼じゃないですか。

166.(職場で)自分のすることすべてが、周囲にいい影響を及ぼすように行動してごらんなさい。この一週間、「もしも私がこの職場で大事な人なら、何をするだろうか?」と自問して、その答えを行動で示すのです。

167.存在が存在するということは、これ自体が驚くべき奇跡なんだ。存在するということには意味も理由もない、だからこそ、それは奇跡なんだ。自分が、存在する。これは奇跡だ。人生が、存在する。これも奇跡だ。……

168.始めに言葉ありき。(ver.0)

169.いくすべり骨おる岸のかはづ哉(かな)

170.うつくしきものはみな夢秋の聲(こえ)

171.古いものはその価値が知れ渡っているので、世評の標準で選ぶことが出来る。云(い)わば向(むこ)うから、美しさを示してくれる。所が新しいものの選択は使う人の眼力にかかる。自分で定め(=見定め)な……

172.たしかに、憎らしい人やムカツク人は減らないけれど、嫌いな人がいなくなったら、好きな人がわからなくなっちゃうかもしれない。

173.人は自分のしたいと思ふことをなさずに、いやと思ふことをなせよ。

174.而(しこう)して以下同文と卒業す

175.うかびあがろうとするな じっと沈んでいよ ここ波にうごかぬ たしかな海底

176.私はもはや快楽と憂苦とを区別しなかった。それは互いに等しく、どちらもが私に苦痛を与え、どちらもが甘美であった。

177.上とばかりやっていると、たしかに自分は上達するんだが、どこかにちょっと萎縮感がある。下とやると、今度は萎縮感がないわけだ。そこで伸びがきくわけだ。伸びはうんときくが、また上の人とやるとまたうまい具……

178.如何(いか)な日もひとりはさびし青芒(あおすすき)

179.旅というのは、日常を超えて、ふだんの自分では体験できなかったことができる。そこが旅の面白さだし、帰ってきたときの日常との段差も面白く感じるわけです。

180.不安と敵意は、深く関係しています。

181.内なる自分を見つめると、実は望んでいるものをちゃんと所有していることがわかる。

182.拙劣(せつれつ)だと思い乍(なが)ら、感心する作品が世の中には事実在る。

183.十里の旅の第一歩、百里の旅の第一歩、同じ一歩でも覚悟がちがう。三笠山にのぼる第一歩、富士山にのぼる第一歩、同じ一歩でも覚悟がちがう。

184.心を変えろ、心を。日本を背負う気になってみろ。その気になって背負えば、日本などは軽いものだ。いやそれがむしろ悲しい。病み呆けた老婆よりも軽い。

185.人生とは、良い思い出づくり。

186.たはむれにハンカチ振つて別れけり

187.我々は暴力に訴えない。憎しみによって我々自身の価値を落とさない。憎しみからは愛は生まれない。

188.物事を先延ばしにすることは、成功するために不可欠な要素なのです。大成功している人たちは“先延ばしの達人”でもあるのです。

189.嫌なところにしか運はない。

190.国家が個人を、国家よりも高い、独立した力として認識し、国家の力と権威はすべて個人の力に由来すると考えて、個人をそれにふさわしく扱うようになるまでは、真に自由な文明国は決してあらわれないであ……