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1.われを知るもののごと吹く秋風よ 来来世世(らいらいせせ)はわれも風なり

2.自分の居場所がなければ、自分で作り出せばいいだけのこと。居場所を他人に用意してもらいたければ、それだけのことをしているか、またしてきたか、自問自答して欲しい。

3.われわれは、「無」から生まれ、数十年「生」を営み、数十回さくらを見た後、また「無」に戻るのだ。「無の世界」が何万年何十万年と続くのに、私の「生」はほんの一瞬の出来事にすぎない。

4.どんな子供でも、千人の賢者が答えられないような質問をする。

5.心の風通しを良くしておきましょう。誰にも悩みを聞いてもらえずうつむいていると病気になります。信頼できる人に相談して、心をすっとさせましょう。

6.「科学者になるには『あたま』がよくなくてはいけない」これは普通世人の口にする一つの命題である。これはある意味ではほんとうだと思われる。しかし、一方でまた「科学者はあたまが悪くなくてはいけない」とい……

7.矛盾とはつねに知性上の問題である。

8.だれにも見てもらえない 小さな小さな花ですが いのちいっぱいの 自分の花を!! 踏まれても踏まれても くじけることのない 雑草の花を!!

9.私たち哲学者が好むのは、答えが出せる出せない以前にまずは整理を必要とするような問いに関わることである。万人向けの趣味ではないが、試しにやってみて欲しい。ひょっとすると気に入るかもしれない。

10.動物たちは自分たちの状態について汗を流し、泣き言を言わない。

11.寝際に鏡に自分の顔を映し、眉間をじっと見つめて真剣な気持ちで一声「お前、信念強くなる」という暗示を与えなさい。お願いであってはならない。自分に命令するのである。

12.鐘は鳴らさなければ鐘ではない。歌は歌わなければ歌ではない。愛もまた、人に与えるまで愛ではない。愛は心に秘めておくために与えられたのではないのだから。

13.すこしづつ死す大脳のおぼろかな

14.永劫(えいごう)の如(ごと)し秋夜(しゅうや)を点滴す

15.私の音楽自体に語らせよう。私の口からは、自分の作品を説明しない。

16.現代俳句は、作品も評論も語りうるものを、あまりにあからさまに語りすぎるということだ。なぜ、自ら、「我を拊(な)でて語り能わざる」ものに堪えようとしないのか。読者もまた、論理の筋を追って一つの概念に……

17.強みを三つや四つに増やそうと欲張ってはいけませんよ。そんなにたくさんの「人に負けない強み」を持てるのは、極々限られた天才だけです。「フツーの人」は、一つの強みを伸ばすことに専念しましょうね。

18.我庭(わがにわ)を瓶(びん)に憐(あわれ)む椿(つばき)かな

19.(川柳は)大人の判断で書かない方がいいと思われることや暗黙の了解で触れないことになっているものも、川柳では堂々と書いていくことができる。

20.最も大切なことは、最も大切なことを最も大切にすることである。

21.女というものは一度、心を許すと、途端にズウズウしく、狎々(なれなれ)しくなるのが常である。

22.所有は権力の父、財産は権威の母。

23.天国は、不遜な輩(やから)の居場所ではない。

24.あなたの言葉は原子力をはるかに越えて強力です。自分の話す言葉に感情を込めなさい。

25.下坐行(げざぎょう)とは、自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです。言い換えれば、その人の真の値打ちよりも、二、三段下がった位置に身を置いて、その地位に安んじて、わが身の修養に励むこ……

26.古い恋と燃え残りの薪(たきぎ)は、いつでも火がつく。

27.秋風に涕(なみだ)すゝりけりきりぎりす

28.軽い悲しみには声がある。重い悲しみはものを言えぬ。

29.正面から見つめられると、ひとは無意識に顔をつくるから、本音が見えない。並んで座って、ふと横顔を見てごらん。無防備に、くつろいでいるから、それがその人の素顔なんだよ。並んで座ろう、並んで食べ……

30.「上から目線」という批判自体が、すでに「上から目線」だよね。そして、この言葉も。。。

31.情熱なしの美は存在しない。

32.頂に向かう行動よりも、常日頃の山に対する主義(イズム)こそ大切なのではなかろうか。何事も、思索と実践の合致こそ、この世で最も尊いものであろう。

33.とにかく音楽の世界も、何もかもが数字だけで計られる「数の論理」に支配されちゃってるからな。「オトナになる」っていうことは数字ばっかり数えるようになることかと思うくらいだ。

34.貧乏で生活が苦しい時に、「お金が欲しい、お金が欲しい」と言っていたのでは、人間落ち込むばかりです。そこで黄表紙(きびょうし)では、絶対にありえないとわかっていながら、金が貯まり過ぎるというユーモラ……

35.「なかなか結果が出ない」と言って悩んでる人もたくさんいます。彼らの問題点はどこにあると思いますか。答えはすごく簡単。頑張っていないからです。

36.わが家(や)さへ逃れたきとききりぎりす

37.不吉なことは絶対に言ってはならない。

38.「若い頃は良かった」と思う人間ばかりだったら、政治家どもの思う壺だ。

39.たとえ遅刻しようとも、体が睡眠を欲していることに逆らってはいかんというのが私の持論だ。それを「睡眠至上主義」と呼んでいる。わが家では、眠りたければ何時間でも眠り続けるのが家訓なのだ。

40.日本人から見たら、外国人は自己主張が強烈で自分勝手。それは当然で、自己主張しないと生き延びられない文化で生きているから。日本は逆で、相手に合わせる文化です。相手がどう思っているか察して、気遣いをし……

41.ひとり来し花野ふたりで来し花野

42.私たちは、他人の心の中に形成される私のイメージに合わせてもう一つの想像上の私を生きることを望み、そのために見かけを整えようと努力する。

43.いいか、危険は人生のスパイスだ。時には、危険を冒さなけりゃならんぞ。(ver.0)

44.ロボツトの悲哀を思へ。物質であるところのものは、思惟(しい)することも、意志することも、生殖することもできないのだ。

45.私たちの健康と幸福と成功に対する障害物は、つねに私たちの心の中にあります。(ver.0)

46.命は心を運び、伝えるものだ。自分からふれ合おうとしなければ、何も生まれない。

47.踊着(おどりぎ)のままのねむりに川の音

48.ほとんどのベンチャーは、ユーザーから見て便利なものという視点から発想している。でも、それだけで終わっちゃってるんだよ。だって、いいビジネスだったら、だれでも参入しようと思うでしょ。

49.すべて物ごとも言葉も、平(ひら)とう考えて、平とういいなはれ。

50.職人やクリエイターは、良い仕事をすることが一番の営業活動である。そうすれば、あとは仕事や作品が勝手に宣伝してくれる。

51.(交渉の場では)問題の本質を直視しよう。どの点は合意できて、どの点はできないかを見つけるべきだ。まず合意点を見つける、それを脇に置いて、次に相違点を見つける。そのうえで、それを処理する方法を探って……

52.企業経営は政治の世界と違ってクーデターみたいな激しいことをしたら後にしこりが残る。熟柿(じゅくし)が落ちる如(ごと)くに持っていかないと。

53.聖書は古い。昔の人は、今日の人がよく知っていることをいろいろとまだ知らなかったのだ。だが、だからこそ聖書には美しいこと、りっぱなことがたくさん書いてある。ほんとのことだってじつにたくさん……

54.猫の子の花をくはへる朝楽し

55.「何かしてあげる」と、自分勝手な愛情を押し付けるのは、自分がかわいいだけ。

56.この辺の景色となつてゆく芒(すすき)

57.真の思想は、叡智(えいち)よりも勇気を必要とするものです。

58.上を見なければ、自分が最も高い所にいると思ってしまう。

59.人生そのものは無味乾燥であるが、味わう人の舌によって、ちがう味が生まれるのだ。

60.けふできて光り一日苗代田(なわしろだ)

61.他人のパンは腹を満たさない。

62.狼の葬式は狐のお祭り。

63.問題を理解することと、何か行動を起こすことは全く違う。

64.燈籠を吊ればまひるも宵に似ぬ

65.昨日の淵は今日の瀬。

66.闘志尚(なお)存(そん)して春の風を見る

67.新しいことをいいはじめたときに、「それはわたしがこれまでいってきた理論とどういう関係があるのか」と問うて、それがちゃんと説明できて新しい理論が出てくればおもしろい。そういうふうにはなかなかならない……

68.森に降る木の実を森の聞きゐたり

69.人生は振り子のようなものだ。振り子は一方に振れると、必ず、その反動で反対方向に振れる。困難のあとには勝利が待っているのだ。

70.肝要なのはやってしまったことをとっさに悔い、その後始末をどうつけたかで、このとき後悔は自信に変わる。

71.民衆は、頭を撫でるか消し去るか、どちらかにしなければならない。

72.人生を非凡なものにしろ。(非凡な人生を送れ。)──Make your lives extraordinary.

73.デザイナーが自分の作品を完璧だと思うのは、付け加えるものが何もなくなったときではない。取り去るものが何もなくなったときだ。

74.恋愛は二条の麻(=麻糸)だ。手に唾(つば)して綯(な)うもののみが強き索(さく)の持ち主となる。麻の一条をかしこに、他の一条をここに置け。一条は悲しみ一条は恨むであろう。そして共に朽ち果てて……

75.つがいの一方に去られ、取り残された孤独にくれている犬というのはあまり見ない。つまり、(伴侶を失い)悲嘆にずぶずぶと浸れるということは、そもそも非常に人間的なことなのだ。

76.女は、着飾るとすぐに悲しみが消える。

77.人生における幸福は、平静さを失わない性格、忍耐力と寛容、周囲の人たちへの好意や思いやりなどに左右される部分が大きい。

78.何もわかってないくせに偉そうにしてるなんて、そんなみっともないことは(他には)ない。

79.すべてこの世のことは、事実の方が先行し、理屈や論議はあとからいそいで追いかけていくものらしい。

80.何度私はこの旅を中断しようと思ったことだろう。そのたびに、もう一日だけ、もう一日だけ前進してみようと自分にいいきかせた。

81.死さえも相対化して、私たちはある意味、死というものを生きている。これは日本人の死生観に、かなり伝統的に埋め込まれてきた感覚である。

82.英語が共通語であるということは必ずしも共通理解を得るのがやさしくなったということではない。(中略)英語を使っているから分かりあえたと思っていると、意味解釈が異なっていたとか、ニュアンスが異なってい……

83.誰の中にでも仏さまがいるのだと思って、相手に手を合わすような気持ちで接して下さい。

84.テレビドラマは、新聞や週刊誌と同じなのだ。次の、次の週になると、もう誰も覚えていない。ごくたまに、三年前に書いたドラマのシーンやセリフを忘れない方がおいでになったとしたら、これは奇跡と思った方がいい。

85.慈悲、同情は決して罪を許すことにてはなく、ただ悲しみを憐れむことなり。

86.幸せとは愛することであり、たとえうわべだけであろうと、ほんのわずかであろうと、愛する人に近づく機会をとらえることだ。

87.色のあるもの食いつくす三ヶ日

88.クマンバチは本当は飛べない物体なんだ。でも、自分が飛べないことを知らないから、飛べるんだよ。

89.俳諧の流行、只(ただ)洒落(しゃらく)にけしきの句のみ成りゆきて、俳力日々に薄く成るのなげかわし。

90.散りゆく花は、風を怨もうとはしない。花は自分にめぐまれただけの本分をはたして、しずかに散ってゆく。

91.イノベーションに関わる仕事、特に事業、製品、サービスの開発を目的とする仕事は、既存事業の現場のマネジメントではなく、イノベーション担当の役員のもとにおかなければならない。

92.大切な一日、あくびなんかしてふやけている人、いやですねえ。

93.真実に出会い 不実を自覚する 真実にふれなければ 迷いの我が身に 気づかない

94.自分以外の人間になりたいと願いながら人生を送るのは、耐え難いって!

95.日常にどっぷりつかっていて、ある時ある時に日常を超える一瞬を言い止めよう、その言い止め得た姿こそ、私にとって真の現実たりうるのである。

96.宗教は新しい真理に対して、つねに心を開いているべきです。宗教は今日、変革期にあるのです。

97.表現者は受け手の心に依存するようにパラサイトしている。

98.行蔵(こうぞう)は我に存(そん)す。毀誉(きよ)は他人の主張。

99.ああわたしはあまりにも荒れ地にそだちました。飢えた心にせめて一つほしいものは わたしがあなたによろこばれると そう考えるよろこびです。あけがたの露やそよかぜほどにも あなたにそれが判って下されば ……

100.議論の決着がついたとき、スポーツの優勝決定戦のように、互いによくやったと健闘をたたえ合えるだろうか? それができないのであれば、議論はするべきではない。後味の良い議論には、互いに相手を尊敬・尊重し……

101.政治とか選挙とかは、鏡に似ている。あざ笑いながら向かいあえば、向こうも、こちらをあざけっている。

102.【ブスの25カ条】 24.自分が最も正しいと信じ込んでいる

103.他人(ひと)に肉体があることに初めて気づくのは衝撃的だ。

104.もっと外向的になれば孤独にならずにすむんです。

105.自分の力で(幸せを)探そうとはせず、人任せで(幸せという)探し物をする。ほんとうにそこには幸せが落ちているのでしょうか。

106.結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。

107.失敗が恥ずかしいのではなく、失敗しそうなことには手をつけないという臆病のほうが恥である。

108.「市場にない」ということは、「売れない」ということではなく、チャンスだ。勝機だ。類似品がないから。

109.「軽み」が作家個々の内面における流行である間はよいが、もしこれが全俳壇に瀰漫するということになると、これは問題である。それは現代の俳句そのものが病体になったということであり、俳句の滅亡さえ予測され……

110.私たちは自分の選択に注意を払っていれば、彫刻家が作品を作るように、人生を形作っていくことができる。

111.勉強で重要なのは、最小努力で最大効果を生むことです。させ過ぎは危ないです。なぜって勉強はこんなにもたいへんだという経験をすれば、うまく行っても、受験などが終われば勉強しなくなります。最悪は、やって……

112.生(あ)れるもの竟(つい)にも死ぬるものにあれば この世なる間は楽しくもあらな

113.林枯れ白雲われを脅(おびやか)す

114.あなたと彼が長続きするかどうかを、判断する基準があります。それは彼から、セックスとお金を引き算してみること。セックスしなくても、彼にお金なんかなくても、それでも彼が魅力的で、一緒にいたいと思える人……

115.真の紳士は豹変しません。豹変するのは紳士の皮を被った貧士です。

116.相手が何を言っても、片端しから賛成同意する人がある。全面的に賛成されると、人間は物足らない感じを抱くものであります。始めのうちは、喜ばれても、だんだんに信用を失って、ついには相手にされなく……

117.文化はある意味ではいつの時代でもやはり一定の規律への相互の合意に基づいて遊ばれることを欲している。真の文明はいかなる見方に立とうと常にフェアプレーを要求する。

118.役に立たぬ人とは誰か。命令することも、服従することもできぬ者である。

119.学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ。

120.しらじらと消ゆ大いなる花火の血

121.教員は子どもが行った行為一つひとつについて何が重要なのか、本質的に悪いことなのかどうか、その軽重をよく考えて、指導しなければならない。

122.おまえ 七十年も歳月を 浪費して 何を悟ったか ハイ 天狗の鼻が 折れました

123.アイデアは、努力したからといってひらめくものではない。アイデアを仕上げることと、アイデアを出すことは違うんです。

124.ああ全くたれが賢くたれが賢くないかはわかりません。ただどこまでも十力(じゅうりき)の作用は不思議です。

125.常よりも遊ぶ日多しとしの暮

126.幸福は目指して獲得するものではなく、さり気ない日常の中でふと感じることができるもの。

127.私たちはただ、過去を変えることができるようになるためにのみ、未来の主人になりたがるのだ。私たちが闘うのは、暗室にはいり込んで、伝記や〈歴史〉を書き直すためなのである。

128.憂うつになるのは、何も仕事をしないことにその大きな原因がある。

129.だれでも知つてゐる事を、自分が知らないと云ふのを自慢らしく考へるのは、愚の至りである。さうは思ふけれど、人の大勢行く所へ行きそびれて、そのまま何年もたつと、何となく意地になつて、そんな所へだれが行……

130.真摯さを定義することは難しい。しかし真摯さの欠如は、マネジメントの地位にあることを不適とするほどに重大である。

131.私が幸福についていいたいのは、不幸も考え方で幸福にすりかえるのでなく、自分が幸福と感じているものの再検討と、本当の幸福、より以上の幸福への希求をおこたりなくすること、についてである。

132.人生はかけがえのないもの、こわしてしまわないように。

133.芸術が上昇するためには、それに抵抗する力に頼る必要がある。

134.リーダーとしての私の仕事は、幹部や社員の仕事を、どうマンネリ化させないかということについて、真剣に取り組んでいくこと。

135.自分の人生にどんな誓いを持っているかが、あなた方の一生です。

136.老人は荒野をめざして長生きする。長生きすればこの世が変化していくことを確認できる。人生で連勝しているときは気をつけなければいけない。しのぐ時間が勝負どころだ。負けているときのほうが、いい運気がくる……

137.見よ、わたしは主である、すべて命あるものの神である。わたしにできないことがあろうか。

138.自分の賜(たまわ)っている命の尊さに気づかないとき、外にあるものを追い求めるのです。外にあるものをどれほど追い求めても、貧しさは消えない。

139.泪(なみだ)耳にはいりてゐたる朝寝かな

140.天国は種蒔く如し種を蒔く

141.人間は永遠の同伴者を必要としている。自分の悲しみや苦しみをわかち合い、共に泪(なみだ)をながしてくれる母のような同伴者を必要としている。

142.頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる道筋の前途の難関が見渡される。少なくも自分でそういう気がする。そのためにややもすると前進する勇気を阻喪(そそう)しやすい。頭の悪い人は前途に霧がかかっている……

143.どんな場合も、一言めは必ず明るい言葉をいうことだ。最初に明るくいうと、それに続く言葉や周囲の雰囲気は、自然に前向きになってくる。

144.ビジョンというのは、3年、5年で変わるものではない。

145.人が生きているということの全実質は、確実に社会をはみ出すような何かである。むしろ、はみ出す部分こそ、その人の生のゆたかな実質である。これは、大衆とは原義的に個だということにほかならない。

146.一個人の信仰の上に起こる最も激しい革命でさえも、旧(ふる)い秩序を大部分そのままに残すものである。時間と空間、原因と結果、自然と歴史、および自分自身の経歴などはそっくりそのまま残るものである。

147.冬の蠅蠅の心を失ひて

148.ピンチは「チャンス」ではなく、「チャンスに変えるべきもの」である。

149.子どもがいじめられて学校から帰ってきたら、顔を見ればすぐ「あ、学校で何かあったな」ぐらい、親だったらわかります。そういう子に対して親のほうは、いつもと同じように扱ってやれば、それでいい。……

150.一羽ゐて花ちらす鳥かくれなし

151.女の膝に座るよりも、火薬樽(かやくだる)に座るほうがよい。

152.自分勝手な人の好意ほどありがた迷惑なものはない。腹が痛いのに頭痛薬を出され、飲め飲めと強制されるのに等しい。

153.たとえば恋愛に興味がある人は、他人の恋愛が気になるし、家を建てたい人は、他人が家を買うと気になる。子供が欲しい人は妊娠という言葉に敏感になる。

154.限りある自分の人生を、精一杯やったんだと思いたい。

155.対話の生活とは、人々と多くの関わりを持つことではなく、関わるべき人々と真に関係に入ることにある。

156.金の切れめが縁の切れめ、ってのはね、あれはね、解釈が逆なんだ。金が無くなると女にふられるって意味、じゃあ無いんだ。男に金が無くなると、男は、ただおのずから意気銷沈しょうちんして、ダメになり、笑う声……

157.孤島の波打際(なみうちぎわ)に、美しい人魚があつまり、うっとりとその笛の音に耳を傾けている。もし彼女が、ひとめその笛の音の主の姿を見たならば、(その醜さに)きゃっと叫んで悶絶(もんぜつ)するに違い……

158.夢もなき顔をして売るシヤボン玉

159.人生は愚劣で、悲しく、辛いもんだ。

160.結婚は、天国へのキップではありません。

161.わたしはニセモノの人生=舞台のほうが現実の人生よりも、もっとほんものらしく思えたのである。

162.自分は世の中の役に立っているだろうか、などと考えなくてもいいよ。他人に迷惑をかけないで、自分が本当にやりたいことをやってごらんよ。すると、世の中の役に立っている。人が本当にやりたいことをやると、そ……

163.小買物(こがいもの)火燵(こたつ)の上に並べけり

164.家庭は家と庭でできている。

165.私は笑わないばかりではなく、笑うにんげんがきらいだった。笑うにんげんは、歯が見えた。ときには歯だけではなく、真赤な歯ぐきまで見えた。私は、笑うにんげんは「食人鬼」だと思っていた。

166.白熱の恋愛などがそう何年もつづくものではない。(中略)四年、五年とたてば、お互いの努力や演出なくしては、二人の時間は光が消え、色あせるのは当然であろう。

167.【ブスの25カ条】 17.悲観的に物事を考える

168.善人的であることによってわが罪をも悟らぬというその蒙昧(もうまい)は、これも亦(また)、さらに一つの罪である。蒙昧は罪悪である。善人的蒙昧は罪が深い。罪は常に自覚せられなければならぬ。

169.まずは身の回りの人から幸せにしよう。

170.大事なのは、新しい大きな仕事の成功のカゲには、研究と努力の過程に99パーセントの失敗が積み重ねられていることです。

171.結論から考えることが大事。結果から考えて、それを実現させるにはどうしたらいいかを、帰納的に考える。

172.年を取って困るのは 足腰ばかりではなくて 頭が固くなることです 心が固くなることです  やわらかいこころを 持ちたいものです いつまでも心の若さを 保つために──