風車、風が吹くまで、昼寝かな
広田弘毅[ひろた・こうき]
(第32代内閣総理大臣・外交官、1878〜1948) 外交官時代、左遷された時の言葉 どんな人にも不遇の時期というのは、必ず一度や二度はあります。
降格、左遷、リストラ、非難、仲間はずれ……。 そんなとき、たいていの人は、将来を心配して焦ったり、悩み苦しんだり、ひどく落ち込んで腐ったりするものです。 時には、自暴自棄になったり、無謀な行動に出たりして、人生の泥沼にはまることもあります。 ■しかし、いくら焦っても、行動で事態を変えようとしても、どうにもならない場合だってあるのです。 たとえば、台風が来たときは、家の中でじっとしていて、台風が過ぎ去るのひたすら待つでしょう? それと同じです。 つまり、困難をやりすごすのです。 ■不遇な時期に遭遇したら、まずは気分を鎮めて、ゆったりと構えることが大切です。 心の平静と余裕を失うと、さらに事態の悪化を招く場合もあるからです。 ■そして、静かに待つ。 「果報は寝て待て」という言葉があるように、良い知らせがくるまで昼寝でもして、待っていればいいのです。 昼寝がもったいないなら、大好きな趣味に没頭するのもいいでしょう。 これを機会に、本を読んだり、音楽を聴いたり、芸術を鑑賞したりして、教養を高めるのもいいかもしれません。 ■とにかく、じっと待っていれば、いずれ自分に味方する風、追い風が吹いてきます。 それまで、エネルギーをたっぷり蓄えておきましょう。
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