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自分の手で、自分の
一日をつかむ。 新鮮な一日をつかむんだ。 スがはいっていない一日だ。 手にもってゆったりと重い いい大根のような一日がいい。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 詩「ふろふきの食べかた」 詩集『食卓一期一会』 ※鬆(す)=大根・牛蒡(ごぼう)などの心(しん)に多くの細い孔(あな)を生じた部分
〈全文〉
自分の手で、自分の 一日をつかむ。 新鮮な一日をつかむんだ。 スがはいっていない一日だ。 手にもってゆったりと重い いい大根のような一日がいい。 それから、確かな包丁で 一日をざっくりと厚く切るんだ。 日の皮はくるりと剥いて、 面取りをして、そして一日の 見えない部分に隠し刃をする。 火通りをよくしてやるんだ。 そうして、深い鍋に放りこむ。 底に夢を敷いておいて、 冷たい水をかぶるくらい差して、 弱火でコトコト煮込んでゆく。 自分の一日をやわらかに 静かに熱く煮込んでゆくんだ。 こころさむい時代だからなあ。 自分の手で、自分の 一日をふろふきにして 熱く香ばしくして食べたいんだ。 熱い器でゆず味噌で ふうふういって。
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