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[ 名言 ]
あり合わせの複合観念でものごとを解釈して済まそうとすることを続けていると、
やがてその固定観念が
あまりにも事実から背離して
その説明に役立たなくなっていることに気づく。
その時あらためて人は
「もの」をありのままに見つめ、
そこから新しい考えをひき出そうと努める。

[ 出典 ]
林健太郎[はやし・けんたろう]
(歴史学者、評論家、第20代東京大学総長、1913〜2004)
『巻頭随筆 百年の百選』(文藝春秋)

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
人間は考える葦であるといわれるが、
考えるというのは実はなかなかむずかしいことである。
従って
あり合わせの複合観念でものごとを解釈して済まそうとするのも
人間の通有性であるといってよかろう。
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ただいつまでもそれを続けていると、
やがてその固定観念が
あまりにも事実から背離して
その説明に役立たなくなっていることに気づく。
その時あらためて人は
「もの」をありのままに見つめ、
そこから新しい考えをひき出そうと努める。
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