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劇の中の不幸は劇の中で救済しなければならない。
寺山修司[てらやま・しゅうじ]
(劇作家・詩人・歌人、1935〜1983) 『ヨーロッパ零年』
〈全文〉
劇の中の不幸は劇の中で救済しなければならない。 その葛藤を劇の外に求めようとして、政治的な「参加」を要請することが、とりも直さず劇自体への「不参加」としてはね返ってくるならば、それは虚構の破産以外の何者でもないからである。 《関連》
経験をそれ自体として演劇化せずに、知識のなかで現実に引用可能の解決へもってゆこうとすることは、とても政治的なような気がする。 それはコミュニストの発想ではあっても、ならず者の発想じゃない。 (寺山修司)
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( 作者不詳 )
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