誰でも、なんでもいうことができる。だから、
何をいいえるか、ではない。 何をいいえないか、だ。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 詩集『一日の終わりの詩集』 詩「魂は」 【 長田弘の名言 】
〈全文〉
悲しみは、言葉をうつくしくしない。 悲しいときは、黙って、悲しむ。 __ Link __ 言葉にならないものが、いつも胸にある。 嘆きが言葉に意味をもたらすことはない。 純粋さは言葉を信じがたいものにする。 激情はけっして言葉を正しくしない。 恨みつらみは言葉をだめにしてしまう。 __ Link __ ひとが誤るのは、いつでも言葉を 過信してだ。きれいな言葉は嘘をつく。 この世を醜くするのは、不実な言葉だ。 __ Link __ 誰でも、なんでもいうことができる。だから、 何をいいえるか、ではない。 何をいいえないか、だ。 __ Link __ 銘記する。── 言葉はただそれだけだと思う。 言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、 魂を温めるように。 その姿勢のままに、言葉をたもつ。 じぶんのうちに、じぶんの体温のように。 __ Link __ 一人の魂はどんな言葉でつくられているか?
1.
( ラ・ロシュフコー )
2.
( 村野四郎 )
3.
( ペリクレス )
4.
( ジョセフ・マーフィー )
5.
( バーナード・マンデヴィル )
6.
( 寺山修司 )
7.
( 太宰治 )
8.
( 久米豊 )
9.
( 作者不詳 )
10.
( 瀬戸内寂聴 )
11.
( 『新約聖書』 )
12.
( ヘンリー・テイラー )
13.
( 寺脇康文 )
14.
( 美輪明宏 )
15.
( 大山康晴 )
16.
( 忌野清志郎 )
17.
( ジェレミー・テイラー )
18.
( 河合隼雄 )
19.
( アンソニー・J・ダンジェロ )
20.
( 原ゆたか )
|