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[ 名言 ]
労働者にかかる費用といえば、
たかだか、彼が生計を維持し、
彼の種族を繁殖させるのに必要な生活手段くらいのものにすぎない。
だが、商品の価格は、
したがって労働の価格も、
その生産費に等しい。

[ 出典 ]
カール・マルクス
(19世紀ドイツの経済学者・哲学者・革命家、1818〜1883)
『共産主義者宣言』(金塚貞文訳)

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[ 補足 ]
※原文仮名漢字表記では、「もっとも」「かれ」

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[ 全文・続き ]
プロレタリアの労働は、
機械化の進展と分業によって、
あらゆる自立的性格を、
したがって労働者にとってのあらゆる魅力を
失った。
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労働者は
機械の単なる付属物となり、
ただ最も単純な、
最も単調な、
最もたやすく習得できる操作を
要求されるにすぎない。
__ Link __

それゆえ、
労働者にかかる費用といえば、
たかだか、彼が生計を維持し、
彼の種族を繁殖させるのに必要な生活手段くらいのものにすぎない。
だが、商品の価格は、
したがって労働の価格も、
その生産費に等しい。
__ Link __

つまりは、
労働の不快さが増すのに応じて、
賃金は下がるということになる。
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そればかりか、機械化や分業が進むにつれて、
労働時間の延長によるにせよ、
一定時間内に要求される労働の増加や、
機械のスピードアップなどによるにせよ、
それだけ労働の量も増加する。
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