起きて半畳、寝て一畳。
天下取っても二合半。 (ver.0) 日本のことわざ
(ver.1)
立って半畳、寝て一畳。 天下取っても二合半。 どんなに広い家に住んでも、人間が起き上がっている(立っている)には半畳のスペースがあれば十分だし、寝るのにも一畳あれば十分である。
また、いくら天下を取っても、一食に二合半以上の飯を食うことはできない。 人間が生活するのに、人間が生きていくのに、それほど多くのものはいらないということ。 必要以上に多くを望んでも、結局使うことができないので、仕方がないこと。 人間の際限のない物欲を戒める言葉。 《類似》
立って半畳、寝て一畳。 どんなに食べても二合半。 (ドラマ『ナサケの女 〜国税局査察官〜』) 《関連》 千畳敷に寝ても一畳。 (日本のことわざ) 《関連》 1日に6回飯は食えないし、 天下取っても2合半。 千畳敷も寝るのは1畳ですからね。 (山本七平) 《関連》 全世界を自分のものにして、 その周囲に柵をめぐらしたとしても、 あなたは一日三回しか食事をしないし、 眠るときはベッドが一つあれば足りるのだ。 (デール・カーネギー) どんなに広い家に住んでも、自分の身を置くのに必要なスペースは、起きている時で半畳、寝ている時でも一丈あれば事足りる。
人がこの世を過ごすのに、大きな屋敷はいらないし、それを自慢するのは、なおさらみっともない。 ■また、戦争にあけくれて天下を取ったとしても、一度に食べられるご飯の量は二合半が限界である。 美味しい食べ物だって、胃袋の大きさ以上に食べることはできないし、毎日食べればその美味しさも分からなくなってしまう。 ■どんなに出世しても、お金を稼いでも、人が楽しめるものには限界があるのだ。 しょせん、贅沢とは空しいものである。 それならば、物にとらわれない簡素な生活を送り、自由気ままに人生を楽しんだ方が賢いのではないか?
(ながれおとや)
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