名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
9月9日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
青春の、暴力を伴わない礼儀正しさはいやらしい。
それは礼儀を伴わない暴力よりももっと悪い。
(
三島由紀夫
)
2.
生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
(
三島由紀夫
)
3.
何でも、断定することはいけない。
断定した時、そのものは、既に別なものになっている。
(
田山花袋
)
4.
意地の悪い人間は、その意地悪さを発揮する相手がいないと寂しいに違いない。
(
谷崎潤一郎
)
5.
自分を生んだから自分の母だ、母だから自分を育てたのだ。
そこで親子の情があれば真実の親子であるが、無ければ他人だ。
(
国木田独歩
)
6.
初恋に勝って人生に失敗するのはよくある例で、初恋は破れるほうがいいという説もある。
(
三島由紀夫
)
7.
待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。
(
島崎藤村
)
8.
あの女のはだは、大ぜいの男を知っているかもしれない。
けれども、あの女の心は、おれだけが占有している。
そうだ、女の操(みさお)は、体にはない。
(
芥川龍之介
)
9.
人々は求婚から、人生の避けがたく妥協的で、好(よ)い加減のところであきらめる外(ほか)、満足のないという事実を知る。
彼等はそれから卑屈になり、高邁の理想を捨ててしまう。
(
萩原朔太郎
)
10.
自分は臆病でない人間を知らない。
大胆そうな顔をしている男も
実は臆病者であり、
小心者であることを知っている。
ただ度胸が出来、
それをあるところでごまかすことが出来ているだけである。
(
武者小路実篤
)
11.
たいていの男は意気地なしね、いざとなると。
(
夏目漱石
)
12.
離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵(かたき)同志でもどうにかこうにかなるものだ。
つまりそれが人間なんだろう。
(
夏目漱石
)
13.
すぐれた魂ほど大きく悩む。
(
坂口安吾
)
14.
神は人間に孤独を与えた。
しかも同時に人間に孤独ではいられない性質をも与えた。
(
佐藤春夫
)
15.
どんなに賢くっても、人間自分の背中を見ることはできないんだからね。
(
山本周五郎
)
16.
このお盆に生きている全部の人間は、単に今年度の生き残り分にすぎない。
(
吉川英治
)
17.
美に対する女性の感受性は、凡庸でなければならなかった、機関車を美しいと思うようでは女もおしまいである。
(
三島由紀夫
)
18.
幸福を感じるのには、童心とか、無心とか、素直さとかいうものが必要である。
(
武者小路実篤
)
19.
人は不幸と下劣と醜悪とを甘受して始めて幸福と善美とを得ん。
(
国木田独歩
)
20.
人間がいちど自分の目的を持ったら、
貧窮にも屈辱にも、
どんなに強い迫害にも負けず、
生きられる限り生きて、
その目的をなしとげること、
それが人間のもっとも人間らしい生きかたである。
(
山本周五郎
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ