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今日の
日本の文豪の名言
☆
3月15日
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1.
努力は一(ひとつ)である。
しかしこれを察すれば、
おのずからにして二種あるを観る。
一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。
間接の努力は準備の努力で、
基礎となり源泉となるものである。
直接の努力は当面の努力で、
尽心竭力(じんしんけつりょく)の時のそれである。
(
幸田露伴
)
2.
眠りは死よりも愉快である。
少なくとも容易には違いあるまい。
(
芥川龍之介
)
3.
(男には)嫌な女も好きな女もあり、その好きな女にも嫌なところがあって、その興味を持っている全ての女の中で、一番あなたが好きだと云(い)われてこそ、あなたは本当に愛されているんじゃありませんか?
(
夏目漱石
)
4.
「若さ」の前に不可能もなければ、陰翳(いんえい)も無い。
それは一切を突破する力であり、一切を明るくする太陽である。
(
与謝野晶子
)
5.
事が旨(うま)く行って、知らん顔をしているのは、心持が好(よ)いが、遣(や)り損なって黙っているのは不愉快で堪(たま)らない。
(
夏目漱石
)
6.
敵への怒りは、劣弱者が優勢者に対する権力感情の発揚である。
(
萩原朔太郎
)
7.
自己を責めることを知っているものは善人で、他人ばかりを責めるものが悪人だ。
(
武者小路実篤
)
8.
女はとかく多弁でいけない。
人間も猫くらい沈黙であるといい。
(
夏目漱石
)
9.
献身などというが、それは、そのことが自分を満足にさせるから喜びを感じる。
(
山本周五郎
)
10.
静まり返った高級レストランのどまん中で、
突如快音を発して、
ズズズーッとスープをすすることは、
社会的勇気であります。
(
三島由紀夫
)
11.
せつなる恋の心は
尊きこと神のごとし
(
樋口一葉
)
12.
正しく書く事によって初めて考えをより明瞭にかつ確実にすることが出来る。
(
志賀直哉
)
13.
幸福は分に応じて、心がけをよくして生きてゆけば、誰でもなれるはずである。
(
武者小路実篤
)
14.
幸運を望む男よ、お前が二つ結果を得る為に、十の事を為したら必ず、幸運は来るぞ。
(
山本周五郎
)
15.
夫(そ)れ警察の法たる事無きを以(もっ)て至れりと為す。
事を治むる之(これ)に次ぐ。
(
国木田独歩
)
16.
もう愛してくれなくなった恋人は、電車のなかで人の足を踏んで空嘯(そらうそぶ)いている男のようなものである。
(
井伏鱒二
)
17.
逆境を転じて、その逆境をさえ、前進の一歩に加えて行く。
(
吉川英治
)
18.
無秩序が文学に愛されるのは、文学そのものが秩序の化身だからだ。
(
三島由紀夫
)
19.
(私の)有(あり)のままを曝(さら)け出すより外(ほか)に、
あなたを教える途(みち)はないのです。
(
夏目漱石
)
20.
どんな人もその気になれば友だちは見つけられる。
現実生活に友だちがいない人にも、唯一友人を準備してくれるものがあるとすれば、それは書籍だ。
(
幸田露伴
)
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