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101−126
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101.
社会共存の道は、人々自ら権利をまもり幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重し、いやしくもこれを侵すことなく、もって自他の独立自尊を傷つけざるにあり。
(
福沢諭吉
)
(
Fukuzawa Yukichi
)
102.
自発性を養いたい。
しかし人々の中でこそ生かしてもらえているという気持ちを忘れたくない。
卑しい人間にはなりたくない。
人の言葉を尊重し合いたい。
断定や断言は慎重にしたい。
( 深田甫 )
103.
人間は、誰でも、くだらなくて卑しいものだと思っています。
作品だけが救いであります。
仕事をするより他はありません。
……
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(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
104.
勝つために、実に卑劣な手段を用いる。
そうして、俗世に於(おい)て、「あれはいいひとだ、潔癖な立派なひとである」などと言われることに成功している。
殆(ほと)んど、悪人である。
(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
105.
シンデレラは実は
美しくもなんともない卑しい姉たちと
同じ考えをした女なのです。
王子様ということを知らずに恋に落ちたというのなら
純粋な気持ちでしょうが、
初めから王子を狙っていたわけですから。
恥ずべき根性の持ち主なのです。
「セレブと結婚したい」などと
平気な顔で口にする女と同じです。
(
美輪明宏
)
(
Miwa Akihiro
)
106.
人が人の世のためを本位として生きる時、その心の中に、卑しい不平不満の火は燃えない。
(
中村天風
)
(
Nakamura Tenpuu
)
107.
卑しい願望が、ちらと胸に浮ぶことは、誰にだってあります。
時々刻々、美醜さまざまの想念が、胸に浮んでは消え、浮んでは消えて、そうして人は生きています。
その場合に、醜いものだけを正体として信じ、美しい願望も人間には在るという事を忘れているのは、間違いであります。
……
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(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
108.
人間性という言葉が、
随分よい意味に使われているが、
併(しか)し人間性の根幹の一つには
卑劣さがふくまれているのではないか。
(
車谷長吉
)
(
Kurumatani Choukitsu
)
109.
卑しく生きながらえるべきか、
英雄的に死すべきか?
これはこっけいで危険な発想ですが、
政治はわたしたちに
こんな二者択一をせまらないともかぎりません。
わたしなら
政治の場では前者を選びます。
(
倉橋由美子
)
(
Kurahashi Yumiko
)
110.
伝統的なものでも前衛的なものでも、
手許(てもと)において毎日ながめていれば、
品の良し悪しはわかってくる。
見飽きのする作品には、
どこか作家の品格の卑しさがあるのだろう。
(
宮城谷昌光
)
(
Miyagitani Masamitsu
)
111.
人間が一定の目的を立ておきながら、
勉強せぬはおかしきこと也(なり)。
もと其(その)目的が
他人よりきめられしものなれば
是非なけれど、
苟(いやしく)も自分が好んで目的をこしらへたるは、
其(その)目的に達せんとの願ひあるが為(ため)なるべし、
然(しか)らば其(その)願(ねがい)の叶(かな)はぬ時は、
其(その)本望にあらざるべし。
……
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(
正岡子規
)
(
Masaoka Shiki
)
112.
差別感情は
卑劣漢とか冷酷無比な人に具(そな)わっているのではなく、
むしろ「善良な市民」あるいは「いい人」のからだに
たっぷり染み込んでいる。
それは、
共同体の中で「まとも」だと思われたい
願望の裏返しとして生ずる。
(
中島義道
)
(
Nakajima Yoshimichi
)
113.
他人は、
誰かが「自己表現」をしたその「自己」が
劣等醜悪卑小であっても
それが「自己表現」であるからという理由で
興味を示してくれたり
鑑賞してくれたりする
ものではないのである。
(
倉橋由美子
)
(
Kurahashi Yumiko
)
114.
ある国が
卑劣であり、姑息であり、陰険であり、
または馬鹿げたことをすれば、
それは直(ただち)に世界に知れ渡るのである。
……
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(
新渡戸稲造
)
(
Nitobe Inazou
)
115.
嘘は全くいやしいものであって、
よしそれが神の偉大な御仕事をたたえるものであれ、
神の神性から優美さをうばうに足る。
……
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(
レオナルド・ダ・ヴィンチ
)
(
Leonardo Da Vinci
)
116.
おのれの悲惨を自覚したところで、
それで同類たちの悲惨との和解が生じるわけではない。
めいめいが他人のうちにみずからの卑俗さを見て
仲よくするときほど、
嫌なことはない。
私にはそんなべたついた友愛を
どう扱っていいのか分からないのだ。
(
ミラン・クンデラ
)
(
Milan Kundera
)
117.
みずからが苦労をともにしている仲間に悪をなす
被収容者の卑劣な行為は、
ことのほか非難されるべきだ。
……
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(
ヴィクトール・フランクル
)
(
Viktor Frankl
)
118.
前衛はたしかに体制の毒素としてあらわれたが、
その関係が転倒して、
毒でさえあれば前衛のような、
要するに悪ぶることが新しいような、
卑しい技術だけが蔓延している。
(
赤瀬川原平
)
(
Akasegawa Genpei
)
119.
私は文豪といわれる人達の全集の最后にまとめられている日記とか書簡集とかがことの外好きで、
その心は、ワイドショーの小母さんと同じだと思っているから、
立派な人に「卑しい心根」と言われるのは承知であるが、
やめられない。
……
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(
佐野洋子
)
(
Sano Youko
)
120.
貧乏は自慢にはならないが、さほど卑下するには及ばない──金持が威張ってならないように。
──ただ私たちとしては貧乏によって卑しくなり醜くなることは飽くまでも恥じなければならない。
(
種田山頭火
)
(
Taneda Santouka
)
121.
事は鄙俗(ひぞく)の上に及ぶとも、懐かしくいひとるべし。
(
松尾芭蕉
)
(
Matsuo Bashou
)
122.
これからの世は
老人が若者と熟年に依存する時代であるのに、
老人が若者の粗捜(あらさが)しに耽(ふけ)るのは
醜く卑しい。
若者に手を差し伸べ力を貸し、
若者を賞(ほ)め上げ囃(はや)し立て
遣(や)る気を起こさせるのが
老人の義務である。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
123.
人間の何が卑しいかといって、
卑屈ということが一番卑しい。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
124.
必要でない時に偽るのは罪悪であり卑劣である。
やむをえぬ時に偽り、それによって自分も他人も助かり幸せになったりするのであれば、偽りも美徳である。
( クライスト )
125.
大胆は無知と卑劣の子であって、他の資格よりはるかに劣る。
(
フランシス・ベーコン
)
(
Francis Bacon
)
126.
極端な行動は虚栄、普通の行動は習慣、卑劣な行動は恐怖に帰されるならば、過失を犯すことはまずなかろう。
(
ニーチェ
)
(
Nietzsche
)
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