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1.十年一日の如(ごと)き、不変の政治思想などは迷夢に過ぎない。

2.共有すべき普遍的なフィロソフィ、経営理念、価値観がその集団の根底に脈々と流れているからこそ、組織が細かく分かれていても、会社全体があたかもひとつの生命体であるかのように機能することができる……

3.責任をとるってのはな、投げ出すことじゃない。逃げ出さずに目をそらさずに、最後まできっちり始末をつけるってことだ。

4.小説書いてて、これは正しくないんじゃないか、嘘なんじゃないか、小説を書く意味なんかないんじゃないか、って思うときね、ここを読み返すと、ああ嘘じゃないなってね、勇気づけられる。書くだけのことはあった……

5.自分で一番読みたいと思う本をその興味のつづく限り読む。そしていやになったら途中でもかまわず投出して、また次に読みたくなったものを読んだらいいでしょう。

6.夫婦の間は、夫は妻に対し尊敬と礼節と貞操とをもって向かい、家政を任せる。時々は飾りを与える。妻は夫に対し、家政を整え、家庭における事に対し、適切に処理し、貞操を守り、夫の収入を浪費せず、家政をうま……

7.主よ、わたしを平和の器とならせてください。憎しみがあるところに愛を、争いがあるところに許しを、分裂があるところに一致を、疑いのあるところに信仰を、誤りがあるところに真理を、絶望があると……

8.苦悩に対応するときの心の態度で、その苦悩を感ずる程度が違ってくる。

9.句と人とは、別のものにあらず。

10.家庭の運営、というものは、だましだまし、保(も)たせるものである。

11.孤独な人の心はいつも通行人には開(あ)けていない。

12.すでに社会は、「どれだけの教育ある者を扶養できるか」から、「どれだけの教育のない者を扶養できるか」へと問題の焦点を移している。

13.くらい よる ひとりで 稲妻をみた そして いそいで ペンをとった わたしのうちにも いなずまに似た ひらめきがあるとおもったので しかし だめでした わたしは たまらなく 歯をくいしばって つっ……

14.女と馬とぶどう酒は、頑強な主人が必要だ。

15.考えすぎることは、けっして頭がいいことではありません。ほんとうに智慧(ちえ)があるとは、その場その場でなにをすべきか、さっと判断できるということなのです。

16.14)(上に立つ者は)自分がまず研究して、確信を得よ。

17.生きるための 一切の努力をなげすてて 眠りこけていたわたしであったのに 目がさめてみたら 生きていた (中略) いや 生かされていた

18.何もかも上手くいきたる春の夢

19.生き生きした天分に恵まれながら、実際的な意図をもって手近なことを忘れぬ人は、この世の最も秀でた人である。

20.能力のない人ほど、尊大な態度をとることで、自分の地位や立場の優位性を確認しようとする。

21.愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。

22.悪人は、おのれの悪によってつまずく。

23.春風をさそひ街までおろし髪

24.貸家(かしいえ)と 唐様(からよう)で書く 三代目(ver.0)

25.理性は科学というものをいつも批判しなければいけないのです。科学というのは、人間が思いついた一つの能力に過ぎないということを忘れてはいけない。

26.走ることは思想なのだ

27.禍(わざわい)は福のよる所、福は禍の伏する所。

28.家業なら同族や世襲でいい。しかし、企業として発展させるためには、やはり持ち駒の中でもっとも実力があり、社長にふさわしい人間を登用しなければならない。

29.良いものでも、悪いものでも、人生での経験には感謝しよう。

30.権威に対する抵抗それ自体にすでに価値があるのだとか、普通でない意見は当然正しいはずであるなどと考えたがるのは、非常に危険である。街灯に石を投げたり、シェイクスピアは詩人でないと主張したりして……

31.弱の強に勝ち、柔の剛に勝つは、天下知らざる莫(な)きも、能(よ)く行うこと莫し。

32.罪の軽き者は監獄に行き、重き者は酒楼(しゅろう)に行く、かしこには、鉄のクサリありシモト(=ムチ)あり、ここには金のクツワあり女あり。

33.例えば秋声(=徳田秋声)とか白鳥(=正宗白鳥)とかいう人々が今も昔乍(なが)らのものを書いていてやはり人を引きつけるものを持っているのは、ああいう人々は自然主義的ものの見方と一緒にもう一つ……

34.大きな石だけでは強い名城はできない。(石垣には)大きな石も小さな石もすき間を埋める石もいる。

35.暗い顔をしていても、あなたもあなたの大事な人も、少しも(病状は)よくならない。

36.枯菊(かれぎく)のなほ色のあり香りあり

37.喧嘩をした後、いちばんよいのは、さりげなく振る舞うこと。謝るのも、「昨日はごめん」ぐらいでよいと思う。大仰(おおぎょう)に詫びられたら、詫びられたほうが身の置きどころがなくなってしまう。

38.朧夜(おぼろよ)の四十というはさびしかり

39.腥風(せいふう)のあと薫風(くんぷう)の山河あり

40.人々は平等に権利を与えられている。権利は(個人が)これを要求して、はじめて与えられるのではない。

41.少々無理はあっても、これからのダイキンを担う人材を抜擢して買収先の国外企業に送り込むという判断は間違っていませんでした。(彼らは直接異文化に触れ、グローバル人材として成長し、)さらに彼らが抜けた国……

42.「けれど……」の次にくることばは 必ず弁解と言いわけだ それは やれなかった理由ではなくて やらなかった弁解だ  自分がやらなかったことを なんとか、やれなかったことにするための 体裁のいい言いわけだ

43.誰が許して誰が許されるのであろう。われらがひとしく風でまた雲で水であるというのに。

44.天の川頭上に重し祈るのみ

45.水打つて人ならぬもの待ちにけり

46.難しい出来事に遭遇したとき、その結果がどうなるかを決定するのは、何よりもまず、最初の姿勢である。

47.小説の妙訣(みょうけつ)は、印象の正確を期するところにある。

48.やりたいことを始めるのに遅すぎることはない。「始めるのには遅すぎた」とあきらめてしまったら、今からでも十分に得られるであろう楽しみを、すべて放棄することになるからだ。

49.芸術家は彼の創作においてのみ自分自身が発見され、所有され得ることを知っているので、彼は創作し続ける。彼は自分がそれらに与える形象において初めて自分の世界と自分に固有な自我をもつのである。

50.随所に主(しゅ)と作(な)れ。 〈漢文表記〉随所作主

51.食物・衣服・感覚・遊戯、すべてにわたり良い感じを与えるものは、いかなる害も与えない。これは我々には娯楽であるかもしれないが生活に欠くことのできないもので、これらのものがなかったら、我々……

52.常に社員をほめるんだ。決して、けなしてはならない。

53.心に安らぎを得られるか、あるいは常に不安を抱えているかは、経済状態をコントロールできるか否かにかかっています。

54.陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。

55.ひとを待つ間に猫の子に名を授け

56.自分の出る幕ではないと思ったら、決して出しゃばってはならぬ。何にでも出しゃばりたがるのは、自分の力に自信がないからだ。そしてまだ本当に、自分の天職を自覚していないからだ。

57.医者や歯医者、トップセールスマン、弁護士の収入は、一生型ではありません。それきり型です。彼らはお金持ちに見えるかもしれませんが、多くの人と同じように、回転ドラムの中をひたすら走っているにすぎないの……

58.今日名残(なご)り明日(あす)は名残りと花を見に

59.(文学・芸術・料理に)宿酔(ふつかよい)(=翌朝までの余韻)を求める気持は、下等である。やめたほうがよい。

60.お金をドーンとなくすと、その分、運が来そうだから、楽しみが増える。

61.円満具足の生活を送ることがどんなに至難なことか、みずから省みて、私にもよくわかっている。だから私は、隣人にむかって、かく生きよと説く気持ちなどおこしたためしもない。

62.成功とは、非凡な才能や能力の産物ではなく、そうした才能や能力を使いこなすことを学ぶことが成功なのである。

63.水澄むやとんぼうの影ゆくばかり

64.職人とは職業ではなく、心構えであり、プロ意識である。ただつくっている人は職人ではない。それはただの作業人。職人とは、誇りを持ってやっている人。

65.人が何かに情熱を傾けてるのはいいもんだなあと思う。たぶんあたしには自虐的な部分があって、自分にはできないと疎外感を感じつつ憧れている、という状況が気に入っていたのかもしれない。

66.貴族というものは、だらしないくらい闊達なものではないかと思われる。

67.私たちはみなヒーローなのです。心に気高さを秘めています。でも普段は気がつかない。

68.火事場から少しの火傷で逃げたのに、また引き返して火事場へ飛び込む愚はやらないことです。

69.どんな本でも最初は、丁寧に丁寧に読んでいくんです。最初の十ページくらいはとくに丁寧に、登場人物の名前、関係などをしっかり押さえながら読んでいく。そうすると、自然に速くなるんですね。ぼくは速読法とい……

70.イノベーションこそ、マネジメントの中核に位置づけなければならない。

71.民主主義に必要な3つのポイント @ものごとを決めるプロセスの透明化 A参加を通じた当事者意識 B責任をもつこと

72.好きな仕事がどこかにあると考えて探し続けても無駄だ。今、あなたがしているその仕事を好きになればいいのである。好きになるか嫌いになるかも選択なのだ。

73.人間は、自分が持っているものを愛し、持っていないものを欲しがる。真に豊かな精神のみが愛し、貧しい精神のみが欲しがる。

74.夫の働きと夫の愛情に頼りきっていられた幸福な妻ほど、未亡人にされた瞬間から不幸は深刻になる。

75.義援金は、贈られた人達だけでなく、贈った人も、「ぎえーん気」(元気)になれるよ!

76.まだ海のものとも山のものともつかぬ新作へのお客様の信頼と、その信頼になんとか答えようとする作り手側の必死のあがきと、この両者からしか「よい芝居」は生れないのではないか。

77.季節とはわれわれの外にある風物のことではなく、われわれ自身をも貫いている推移と循環のリズムのことである。世界の中の物は何ひとつこのリズムから自由になれない。

78.厳しいものと優しいものが、強いものと柔らかなものが結ばれてこそ、快い響きが生まれるのだ。

79.たいていの人は頭を働かせるくらいなら死んだ方がましだと思っている。そればかりか、彼らは実際にそうする。

80.日本人はすべての現世の利をーー富を得ること、戦に勝つこと、病気が治ることーー目的とした宗教なら飛びつくが、超自然的なものとは、永遠とに関しては、まったく無感覚であるように思える時さえある。

81.人間を高めなければ、生きた能力は身につかない。人間形成こそ、ほんとうの勉強である。

82.世の中、わかる事とわかんない事の二本立てで、書物もわかる本とわかんない本があるから素晴しい。

83.私は、ほんとうは「自立」などというものは人間にとってはあり得ないのではないかと思う。女だけでなく、男にしても。女は男を必要とするし、男も女を必要とする。その意味では、自立という言葉は無意味である。

84.疲れているっていう事も芸のうち。隠さない、疲れを。そういう芸の、パフォーマンスの技みたいなのを身につけられたらな。

85.非行が増え世相は殺伐とし、人間は破局に向かって行進している。原爆を使わなくても、人間社会はやがて、物質的により高度な社会から順次急速に壊滅していくのだろう。それは物と金が人の心を急速に汚染して……

86.うまいビールを作るのは難しい。しかし、まずいビールをなくすのは簡単だ。

87.ひとりひとりの人間を大事にあつかうということは、その人のもっている苦悩を大事にあつかうということです。人間はそれぞれに、だれに代わってもらうことのできない苦悩をかかえて生きている。

88.自分が結婚してほしいと思っても相手がそれにのってくれなければ、見切りをつけて別れるほうが相手のためでもあり、自分のためです。そんな不実な男を選んだ自分の不明を認めて、別の生き方をすればいいのです。

89.時ほど速く過ぎ去るものはない。

90.どんな理想を掲げ、どんな正義の観念を持とうと、それが最終的に物の獲り合いであるなら、人間は絶対に救済されないということだ。せめて、人間が物への執着を真に断ち切れるまで、殺すという手段だけは……

91.自分を忘れることによって自分を見いだし、(他人を)ゆるすことによってゆるされ、(他人のために)死ぬことによって永遠の命に生きる。

92.人はつねに完璧をめざします。「自分は一生平凡な人間で終るつもりだ」と言うのさえ、既に完璧をめざす事です。それどころか、そういう望みこそ、人の意表に出ようと望むよりも、はるかに難しいそして高級なねが……

93.現代社会の仕組みをどう理解するかで、あなたが金持ちになるか、自分の嫌いなことをやって給料をもらう生活をするのかの違いがでてきます。

94.おまえたちのなまけぐせは、簡単にはなおるまい。あれを見ろ、核兵器があんなにできている。あれは人間たちが、おまえらにあいそをつかし、子孫をこれ以上、天国に送るのをやめようとしているためだ。

95.登らない人間は、決して落ちない。

96.秋風やカレー一鍋すぐに空  

97.成人が身につけている能力や知識との固定的な比較によって未成熟を定義しようとする企てを捨てるならば、望まれている特性が欠如していることを示すものとして未成熟を考えることも止めざるをえない。

98.なにも「新しいものの言い方が悪くて、古いものの言い方はいい」という、そんなつまらない問題じゃあないんです。もっと人間が、自分の内面の複雑さを取り戻して、それ相応の言語を身につけることが、これ……

99.私は教師。私は教え子の結婚に喜びの涙を流し、彼らの子どもの誕生に歓声をあげ、また、若くして世を去った教え子の墓の前で悲しみに頭をたれる。

100.自分にしか書けないことを書くというのは、自分に集中するということです。身を縮めて自分を見つめ、自分を研究して自分がいちばん大事に思っていること、辛(つら)いと思っていること、嬉しいと思っ……

101.わが町や雀隠れにすずめ居て

102.モラルとは、面白くも何ともない人生を生きるためのもの。

103.自分(の成功)にふさわしい時期がくるまでひたすら待つということも、大切なことだ。

104.数学的才能は二つの基本的な特質によって定まる。一つは論理的に考える能力、もう一つは型通りの考え方をしない能力である。

105.主語を明示しない日本語の言語構造は、相手の気持ちや要求を常に汲み取ってそれに応えようとする姿勢を生み出します。

106.空気疲れの地球可愛や初嵐

107.私は必ずしも「競馬は人生の比喩だ」とは思っていない。その逆に「人生が競馬の比喩だ」と思っているのである。この二つの警句はよく似ているが、まるでちがう。前者の主体はレースにあり、後者の主体は私たちに……

108.ほんとうのことを、まさしくその通りに、美事(みごと)に言い当てるものじゃないよ。わざとしくじる楽しさを知れ。

109.情報との出会いも一期一会だと思うことだ。「この情報とは、この瞬間を逃したらもう会えない、今日を限りにもう一生出会うことはない」、そのくらいの気持ちで接する。

110.自分の立場に忠実なのは結構だが、同時に恕(じょ)、つまり相方(あいかた=相手)の立場も理解してやるという広い気持ちを持たねば、世の中に円満に処していくことはできない。

111.ナイスミドルとか色っぽい部分がないと、カサカサになっちゃう。

112.敗北者は、(重要でない)80%の部分に関して仕事をして、(投資効果の高い)20%の部分を先送りにする。勝者は反対に、レバレッジ効果(=投資効果)の高い20%の部分に即座に取りかかり、重要でない80……

113.普通の社長は、若い社員をなかなか信用しません。「××くんはまだ若い。この件はまだ任せられない」などと言って、責任のある仕事を与えようとしない。だからいつまで経っても伸びない。

114.インディアンは、池の水面を、矢のように吹き抜けていく風の、やさしい響きが好きなのだ。

115.無性格、よし。卑屈、結構。女性的、そうか。復讐心、よし。お調子もの、またよし。怠惰、よし。変人、よし。化物、よし。

116.不安、悩み、恐怖があなたに訪れた時には、心の平静を保って、「私はそこから私の力がもたらされる丘の上に目を向けるだろう」と断言することです。そして自分に向かって、「このようなものに私はもはや動かされ……

117.友達とは、時間泥棒である。

118.「間違ったらごめんなさいと素直に謝ればいい」のである。

119.(私は)バランスのとれていない少年だった。が、もしこのアンバランスが私になかったら、どういうことになっていただろうか。

120.「物の見えたる光、いまだ心に消えざるうちにいひとむべし」と古人(=芭蕉)が教えた「物の光」は、まさに時と永遠とのこの不思議な交差点から発するに違いない。その光芒を身に浴びて、自分が発光すること……

121.手花火を命継ぐ如(ごと)燃やすなり

122.人は生まれながら心中に怪物を飼っている。普段は心の深部、奥の奥、最奥の部屋に鍵を掛け閉じ込め、閉じ込めることによって、忘れようとしている。しかし、それは確かにいるのだ! 耳を澄ませば、その部……

123.誠を取りはずすな。天に任せよ。我を離れよ。陽気になれ。活物を捉(とら)えよ。

124.隣国と仲の良い国ねェ。……ありませんねェ。

125.伝えるということは、教えることでもある。

126.相手に抱くマイナス感情は、相手を自分の思い通りに動かそうとして、自分自身で作り出したものである。「あの人が嫌い!」という感情は、そう思っている人の気持ちの問題なのだ。

127.汗臭き鈍(のろ)の男の群に伍(ご)す

128.僕は覚悟している。僕の芸術は、おもちゃの持つ美しさと寸分異るところがないということを。あの、でんでん太鼓の美しさと。

129.私が子供に対して払った犠牲らしく見えるものは、子供の愛によって酬(むく)いられてなお余りがある。

130.はっきりいっておくが、結婚は、とくに男にとって、電卓をはじけば、明らかに損、という答えが出るのではないか。だが、人生はけっして計算どおりの答えにはならないから、おもしろいのだ。どんなに損だとわかっ……

131.私は身軽に旅をする。つまり、この肉体の感傷的な価値のために肉体をいまだに引きずっている人間が、できうる限り身軽に。

132.結局、いい夫(妻)とは、法律の上でも結ばれているいい恋人なのです。夫(妻)と恋人との間に本質的な違いがあるとは思いません。

133.久しくて次なる雁(かり)の鳴き渡る

134.危惧の念を抱いたり、心配している時は、実際に考えているのではない。真の思考は恐怖からは自由なものである。

135.頼まれもしないのに「会社を救う方策」を考え、自分を鍛えながら出番が来るのをじっと待つ。あなたの出番はきっとくる。

136.短日(たんじつ)の門辺(かどべ)に惜む別れかな

137.子供のおかげで親になれる。子供がいなければいくつになってもただの年寄り。

138.旅をするのは男、漁や狩りにゆくのも男、そしていつでも「見知らぬ土地」のことを想いつづけているのも男である。

139.(空間が)快適すぎると、アイデアとか発想というものは、浮かびにくい。僕自身、いいホテルにゆったりと滞在していても、あんまりいいアイデアは浮かびません。むしろ、ちょっと居心地の悪い、狭いビジネス……

140.(やりたいことは)あくまでも自分自身で探さなくちゃダメ。他人の評価や意見なんて関係ない。わがままであってもいいんです。

141.花を中心にその前後を見る気になると、木より草のほうに分がある。木は葉っぱだけを落してからだは丈夫に残しているが、草はからだごと土に拝んで消えてしまうのだから、草に分があるのは当然のようだ。