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ここで(=自分の所で)責任は止まる。
責任の転嫁はしない。 ハリー・トルーマン
[ハリー・S・トルーマン] (第33代米国大統領、1884〜1972) 同大統領の座右の銘 The buck stops here.
Harry S. Truman
人は、何かについて自分の責任だと言われたら、それを他の人に押し付けたくなるものです。
自分の責任となると、精神的にも肉体的にも非常につらく、また地位や名誉を失うかもしれません。 責任を負いたくないと思うのは、人の弱い心理として当然かもしれません。 ■組織やグループにおける責任転嫁は、たいてい地位や力の高い所から低い所に向かって流れます。 立場が強い者から弱い者へと責任が転嫁され、それが繰り返されていく。 最後には、ほとんど何の決定権も力も持たない人に責任が押しつけられてしまう。 「トカゲの尻尾切り」とはこのことです。 責任転嫁の連鎖は、無責任な人たちで構成される組織では、必ず起こる現象です。 ■しかし、責任を他人に転嫁しても、それで問題が解決したことにはなりません。 なぜなら力の弱い者になるほど、「本当の意味で責任をとる」ことはできないからです。 責任をとれるのは、「地位の高い者」「立場の強い者」だけです。 地位が高いということは、責任ある立場であるということです。 責任をとるのが仕事なのです。 たとえ直接自分に責任がなくても、間接的には責任があります。 それが「管理責任」というものです。 ■もし、自分に責任転嫁の連鎖で責任が回ってきたら、決して逃げないことです。 自分のところで責任を止める。 さらに別の人に責任転嫁をしない。 自分もその責任の一端を担っているということを思いだしましょう。 ■もちろん、自分に対して責任を転嫁してきた人達を、憎くんだり、妬ましく思うかもしれません。 それでも、自分にも責任の一端はある。 もし、自分のところで責任転嫁の連鎖を止めれば、問題の解決・解明は早まる。 だから、自分が連鎖を断ち切ろう。 ■責任から逃げないというその堂々とした潔い姿勢は、多くの人から支持を受けるでしょう。 そして責任逃れをしてきた人達は、多くの人々の非難を浴び、権威は失墜するでしょう。 責任を取るということは、自分の存在価値を示すことでもあるのです。 それが最終的に、自分の価値を上げることにつながるのです。
(七瀬音弥:ななせおとや)
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( 漫画『銀座からまる百貨店 お客様相談室』 )
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( 映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 )
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( 職場の先輩 )
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( 喜納昌吉 )
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( 『マザー・グース』 )
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