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[ 名言 ]
金魚もただ飼い放ちあるだけでは月余の命たもたず。
(ver.0)

[ 出典 ]
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948)
(ver.0)『懶惰の歌留多』、(ver.1)『HUMAN LOST』

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[ 別表現/別訳 ]
(ver.1)
金魚も、ただ飼い放ち在るだけでは、月余の命、保たず。

[ 意味 ]
金魚を飼うにしても、ただ鉢に放っただけで、水を取りかえるなどの細かな世話をしなければ、ひと月ももたずに死んでしまう。
人間の子供も同様である。
小さな生き物の命、幼い生き物の命というのは、本来それくらいか弱いものなのである。

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