|
木はたしかにわめかないが
木は 愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて 枝にとまるはずがない 正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて 空にかえすはずがない 田村隆一[たむら・りゅういち]
(詩人・随筆家、1923〜1998) 詩「木」 『一つのメルヘンほか 詩』に収載
《 詩作品 》
〈全文〉
木は黙っているから好きだ 木は歩いたり走ったりしないから好きだ 木は愛とか正義とかわめかないから好きだ __ Link __ ほんとうにそうか ほんとうにそうなのか 見る人が見たら 木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で 木は歩いているのだ 空にむかって 木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ __ Link __ 木はたしかにわめかないが 木は 愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて 枝にとまるはずがない 正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて 空にかえすはずがない __ Link __
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
( )
14.
( ジュームズ・フィニー・バクスター )
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
【 ゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフ 】
【 マーシャ・ノーマン 】 【 五日市剛 】 【 渡辺京二 】 【 竹内啓 】 【 二条良基 】 【 コールリッジ 】 【 朱子 】 【 一休禅師 】 【 ローレンス・フリードマン 】 【 ピーコ 】 【 N・H・クラインバウム 】 【 羽成幸子 】 【 ホセ・エルナンデス 】 【 アンリ・エティエンヌ 】 【 川瀬一馬 】 【 芸術は娯楽 】
【 才能のヒント 】 【 高澤良一 】 【 間違える 】 【 本を読みたい 】 【 花を見ない 】 【 禁じられる 】 【 同じ楽譜で演奏 】 【 誰にでもできる戦法 】 【 川は常に変化する 】 【 注目するポイント 】 【 人生を深刻に考える 】 【 渇望が消えない 】 【 陰を欲しがる 】 【 格言の実行 】
|