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逆縁(ぎゃくえん)の迎火(むかえび)焚(た)いて老(おい)ひとり
上林白草居［かんばやし・はくそうきょ］
［上林煤六、かんばやし・すすろく］ （大正・昭和期の俳人、1881〜1971） 【 上林白草居の名言 】
一人の老人が、自分より早くこの世を去った我が子への迎え火を焚いている様子を詠んだ句
※逆縁（ぎゃくえん）＝年長者が年少者の、親が子の供養をすること。
また生前の仇敵が供養すること。 親類縁者でもない、通りすがりの者が供養することにもいう。 ※迎火（むかえび）＝盂蘭盆(うらぼん)の初日の宵に、先祖の霊や近年死んだ血縁者の霊を迎えるために門口で焚(た)く火。 ※老い（おい）＝老人、年寄り。
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せっかく この世に出していただきながら
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