名言ナビ


名言ナビ
名言格言辞典

[ 名言 ]
私は恋愛の「愛」の字、「性的愛」の「愛」の字が、気がかりでならぬのである。
「愛」の美名に依(よ)って、卑猥感(ひわいかん)を隠蔽(いんぺい)せんとたくらんでいるのではなかろうかとさえ思われるのである。


[ 出典 ]
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948)
『チャンス』

[ テーマ別名言 ]

[ テーマ別今日の名言 ]

[ 関連キーワード ]
恋愛

性的な愛

気がかり
愛の美名
卑猥感の隠蔽
太宰治の名言

[ 全文・続き ]
〈全文〉
いったい日本に於(お)いて、この「愛」という字をやたらに何にでもくっつけて、そうしてそれをどこやら文化的な高尚(こうしょう)なものみたいな概念にでっち上げる傾きがあるようで、
__ Link __

(そもそも私は「文化」という言葉がきらいである。
文のお化けという意味であろうか。
昔の日本の本には、文華または文花と書いてある)
恋と言ってもよさそうなのに、恋愛、という新語を発明し、恋愛至上主義なんてのを大学の講壇で叫んで、時の文化的なる若い男女の共鳴を得たりしたようであったが、
恋愛至上というから何となく高尚みたいに聞えるので、これを在来の日本語で、色慾至上主義と言ったら、どうであろうか。
交合至上主義と言っても、意味は同じである。
__ Link __

そんなに何も私を、にらむ事は無いじゃないか。
恋愛女史よ。


つまり私は恋愛の「愛」の字、「性的愛」の「愛」の字が、気がかりでならぬのである。
「愛」の美名に依(よ)って、卑猥感(ひわいかん)を隠蔽(いんぺい)せんとたくらんでいるのではなかろうかとさえ思われるのである。
__ Link __

[ 類似名言・関連名言 ]


[ ランダム名言 ]

1. 私が旅に出て風景にも人情にも、あまり動かされたことのないのは、その土地の人間の生活が、すぐに、わかってしまうからであろう。素直に、風景を指さし、驚嘆できる人は幸いなる哉(かな)。
(太宰治)


2. 女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか。
(高村光太郎)


3. 「己の長を以(も)って人の短をあらわすなかれ」 人は往々にして自分の長所を標準として他人の短所を責めがちなんです。
(久保田美文)


4. 青春とは、心の若さである。
(サミュエル・ウルマン)



5. 人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
(ラ・フォンテーヌ)


6. 人生やはりいくぶんかの楽観主義は必要で、そうでないと、自分自身が耐えていけないだけでなく、周囲の人まで巻きぞえにしかねないのだ。
(塩野七生)


7. そこそこでいいと考えたら、最低のものが出来上がる。
(ながれおとや)



8. 私は、どこまでも楽観主義者である。正義が栄えるという証拠を示しうるというのではなく、究極において正義が栄えるに違いないという断固たる信念を抱いているからである。
(ガンジー)


9. 私はいつも、自分の外に強さと自信を求めていた。しかし、それは内側から来るのだ。それはいつも内にある。
(アンナ・フロイト)


10. (料理人って)人の幸せそうな顔を、隠れてそっとのぞいている天使みたいなものですよ。
(石鍋裕)