謀叛(むほん)は、
悪徳の中でも最も甚だしいもの、 所謂(いわゆる)賊軍は最もけがらわしいもの、 そのように日本の世の中がきめてしまっている様子である。 謀叛人も、賊軍も、 よしんば勝ったところで、 所謂三日天下であって、 ついには滅亡するものの如く、 われわれは教えられてきているのである。 考えてみると、これこそ陰惨な封建思想の露出である。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『如是我聞』(にょぜがもん) 【 太宰治の名言 】
〈全文〉
謀叛(むほん)という言葉がある。 また、官軍、賊軍という言葉もある。 外国には、それとぴったり合うような感じの言葉が、あまり使用せられていないように思われる。 裏切り、クーデタ、そんな言葉が主として使用せられているように思われる。 「ご謀叛でござる。 ご謀叛でござる。」などと騒ぎまわるのは、日本の本能寺あたりにだけあるように思われる。 そうして、所謂官軍は、所謂(いわゆる)賊軍を、「すべて烏合(うごう)の衆なるぞ」と歌って気勢をあげる。 謀叛は、悪徳の中でも最も甚だしいもの、所謂賊軍は最もけがらわしいもの、そのように日本の世の中がきめてしまっている様子である。 謀叛人も、賊軍も、よしんば勝ったところで、所謂三日天下であって、ついには滅亡するものの如く、われわれは教えられてきているのである。 考えてみると、これこそ陰惨な封建思想の露出である。
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「神の愛」とか「愛の神」を口で語るのはやさしいのだ。
苛酷な現実に生きる人間は神の愛よりもはるかに神のつめたい沈黙しか感じぬ。 苛酷な現実から愛の神を信ずるよりは怒りの神、罰する神を考えるほうがたやすい。
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