迷信を打ちくだくものは智恵である。
智恵の前には、 淡き僥倖(ぎょうこう)を希(ねが)うこころも、 たちまちにして影をひそめるであろう。 九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928) 自著『無憂華』 「慧明の導き」 【 九条武子の名言 】
※僥倖(ぎょうこう)=思いがけないしあわせ。
偶然の幸運。 〈全文〉
所詮人間は弱いものである。 自己に囚(とら)われがちな半面には、 何物か僥倖(ぎょうこう)を祈ろうとする。 それは野蛮人たると、文明人たるとを問わない。 畢竟(ひっきょう)自己をたのみ得ないゆえに、 迷信の世界に踏み迷ってしまう。 __ Link __ 迷信を打ちくだくものは智恵である。 智恵の前には、 淡き僥倖を希(ねが)うこころも、 たちまちにして影をひそめるであろう。 __ Link __ 仏智の光に照らし出されることなくして、 量りなき生命をもとむることは不可能である。 一切智の前には、疑うべき何物もない。 光に逆らい、断ち切れぬ迷いの闇路にさまようことはかなしい。 私たちは、 自らの何物にもたより得ない、弱い人間である悲しさの中にも、 ひろびろとした光の曠野(こうや)にみちびかれる、 心からのよろこびを見出したい。
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