手の上なら尊敬のキス。
額の上なら友情のキス。 頬の上なら厚情のキス。 唇の上なら愛情のキス。 閉じた目の上なら憧憬のキス。 掌(てのひら)の上なら懇願のキス。 腕と首なら欲望のキス。 さてそのほかは、みな狂気の沙汰。 (ver.0) グリルパルツァー
[フランツ・グリルパルツァー] (19世紀オーストリアの劇作家、1791〜1872) 『接吻』 【 グリルパルツァーの名言 】
(ver.1)
手の上ならば尊敬のキス。 額の上ならば友情のキス。 頬の上ならば厚情のキス。 唇の上ならば愛情のキス。 掌(てのひら)の上ならば懇求のキス。 腕と頸(くび)ならば欲望のキス。 そのほかは狂気の沙汰。 (ver.2) (キスする場所とその意味)──手の上は尊敬、友情はむき出しの額(ひたい)、頬っぺたは満足、幸福な愛は唇。 閉じた目の上は憧憬(しょうけい)、手のくぼは欲求、腕と首は欲情、そのほかのどこもかしこも狂気の沙汰。 ※掌(てのひら)=しょう、たなごころ
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