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今日の
詩作品の名言
☆ １２月２９日 ☆
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1.
空気と光と、そして友人の愛。
これだけ残っていれば、気を落とすことはない。
（ ゲーテ ）
2.
先刻までいた。今はいない。
ひとの一生はただそれだけだと思う。
ここにいた。もうここにはいない。
死とはもうここにいないということである。
（ 長田弘 ）
3.
いそいでやるのは
どろぼうだけだよ
（ 藤富保男 ）
4.
人生は
お祭りだ
いつもどこかで
おはやしがなっている
（ 寺山修司 ）
5.
「けれど……」という奴は
結局は何もやらない
（ 相田みつを ）
6.
もうけっしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云(い)ったとこで
またさびしくなるのはきまっている
けれどもここはこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚(た)いて
ひとは透明な軌道をすすむ
（ 宮沢賢治 ）
7.
夢を見たら囈言(うわごと)を言ひませう、
退屈したら欠伸(あくび)をしませう、
腹が立つたら呶鳴(どな)りませう。
（ 佐藤春夫 ）
8.
不幸は数えない。
死んだ人間に必要なのは、よい思い出だけだ。
（ 長田弘 ）
9.
五月の朝の新緑と薫風(くんぷう)は
私の生活を貴族にする。
（ 萩原朔太郎 ）
10.
われらたのしくここにねむる。
離ればなれに生まれ、
めぐりあい、
短き時を愛に生きしふたり、
悲しく別れたれどこにまた心となりて、
とこしえに寄り添いねむる。
（ 西條八十 ）
11.
アノネ
にんげんはね
あすのいのちの保証された者は
一人もいないんだよ
（ 相田みつを ）
12.
ぼくの孤独はほとんど極限（リミット）に耐えられる
ぼくの肉体はほとんど苛酷に耐えられる
ぼくがたおれたらひとつの直接性がたおれる
もたれあうことをきらった反抗がたおれる
（ 吉本隆明 ）
13.
心のくらい日に
ふるさとは祭のようにあかるんでおもわれる
（ 八木重吉 ）
14.
自己が自己のいのちを本心で生きる、本音で生きる
──その時、最も自己のいのちが充実する。
（ 相田みつを ）
15.
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根はみえねんだなあ
（ 相田みつを ）
16.
絶望していると君は言う
だが君は生きている
絶望が終点ではないと
君のいのちは知っているから
（ 谷川俊太郎 ）
17.
「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。
・・・そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
（ 長田弘 ）
18.
悲しみは、言葉をうつくしくしない。
悲しいときは、黙って、悲しむ。
（ 長田弘 ）
19.
狂気について
狂気は僕を苦しめた
（ アレキサンダー・ポープ ）
20.
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。
（ サミュエル・ウルマン ）
21.
トマトとメロンをね
二つ並べて比べたり
競争させたりしているのは
そろばん片手の人間だけ

当事者にしてみれば
いいめいわくのこと
（ 相田みつを ）
22.
差しのべられた手を忘れずに
ひとりで生きろ
（ 神岡学 ）
23.
夜がきたら、森へゆく。
手に何も持たず、一人で、
感覚を、いっぱいにひらいて。
歌を、うたってはいけない。
ことばを、口にしてはいけない。
（ 長田弘 ）
24.
お前たちは星だった。
お前たちは花だった。
久しい久しい昔から
僕が知っているものだった。
（ 原民喜 ）
25.
おくびょう者ほど　勇ましいのだ
（ まどみちお ）
26.
あのときの　あの苦しみも　あのときの　あの悲しみも　みんな肥料になったんだなあ　じぶんが自分になるための。
（ 相田みつを ）
27.
真面目であることの値打ちが減少したので
笑顔が氾濫する羽目に陥った
詩も真面目を避けて笑顔になる
哄笑(こうしょう)は困難なので苦笑しながら
詩は世間へ出て行く
（ 谷川俊太郎 ）
28.
青春
みじかきゆえに
うつくしく
（ 相田みつを ）
29.
戦争について
ああ戦争は人間を破滅させる
（ アレキサンダー・ポープ ）
30.
我はつねに狭小なる人生に住めり、
その人生の荒涼の中に呻吟(しんぎん)せり、
さればこそ張り詰めたる氷を愛す。
斯(かか)る切なき思ひを愛す。
（ 室生犀星 ）
31.
（お布施は）むりもだめだがケチもだめ。
なぜか？
むりもケチも執着だから、出したお金がきれいでない。
他人(ひと)に比べてむりもしない、ケチもしない、さらりと出して、出したら忘れる、そうすればそこには人間の欲という執着がない。
（ 相田みつを ）
32.
雲の如(ごと)く高く
雲の如く輝きて
雲の如くとらわれず
（ 小川未明 ）
33.
何(な)んにも無くて
それで満足がなければ
ほかのことでは満足はない
（ 八木重吉 ）
34.
大きな樹は、いま在るどんな存在より、ずっと長い時間を生きてきた。
樹は時間の肖像なのだ。
（ 長田弘 ）
35.
ひとが誤るのは、いつでも言葉を
過信してだ。きれいな言葉は嘘をつく。
この世を醜くするのは、不実な言葉だ。
（ 長田弘 ）
36.
笑(わらい)について
僕はみごとな笑がもちたい
（ アレキサンダー・ポープ ）
37.
あなたが何者なのか、どうやってここに来たのか、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、わたしと一緒に炎の中心に立ち、しりごみしないかどうかだ。
（ オリア・マウンテン・ドリーマー ）
38.
一期一会の
みんなかなしく
なつかしく
（ 木村無相 ）
39.
まことの道は
誰が云(い)ったの行ったの
そういう風のものでない
（ 宮沢賢治 ）
40.
ことばが信じられない日は、
窓を開ける。
それから、
外にむかって、静かに息をととのえ、
齢の数だけ、深呼吸をする。
ゆっくり、まじないをかけるように。
そうして、目を閉じる。
十二数えて、目を開ける。すると、
すべてが、みずみずしく変わっている。
目の前にあるものが、とても新鮮だ。
（ 長田弘 ）
41.
あのそばの味
あのパンの味
本当のところはね
だれにも
説明できないんだよ
ことばは
不完全だから
（ 相田みつを ）
42.
わたしたちは、何をすべきか、でなく
何をすべきでないか、考えるべきだ。
（ 長田弘 ）
43.
張りすぎてダメ
たるんでダメ
ちょうどいいあんばいのときに
ちょうどいいあんばいの音が出る
（ 相田みつを ）
44.
言葉を不用意に信じない。
（ 長田弘 ）
45.
大事なことはね、布施では受けてくれる人も与える人と同じに大切だということ。
つまりね、与える方が上で、貰うほうが下だ、なんて差別はない、て、ことだ。
そこのところが一番大事。
そこをしっかり押さえること。
（ 相田みつを ）
46.
チェロを発見した。
（違う。
　チェロによって私は私を発見した）
（ 長田弘 ）
47.
吹き渡ることをやめ
じっと動かない風
それはもう風ではなく
やがてきみを息つまらせる
単なる空気だ
（ 辻征夫 ）
48.
幸福は、途方もないものではない。
（ 長田弘 ）
49.
ふと気がつくと、いつしかもう、あまり「なぜ」という言葉を口にしなくなっている。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
（ 長田弘 ）
50.
わたしたちが正しい場所に
花はぜったい咲かない
春になっても。

わたしたちが正しい場所は
踏みかためられ　かたい
内庭みたいに。
（ アモス・オズ ）
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