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今日の
日本の文豪の名言
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11月23日
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1.
傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子(よろいかたびら)を身につけるものだ。
そして往々この鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう。
(
三島由紀夫
)
2.
男と女とが互いに相手を箒(ほうき)とし、味噌漉(こ)しとし、乳母車とし、貯金箱とし、ミシン機械とし、日用の勝手道具と考える時、もはや必要から別れがたく、夫婦の実の愛情が生ずるのである。
(
萩原朔太郎
)
3.
離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵(かたき)同志でもどうにかこうにかなるものだ。
つまりそれが人間なんだろう。
(
夏目漱石
)
4.
人は馴れないいかもの料理に閉口しながら、
いつまで経ってもそれに無関心にもなれず、
さりとて馴れて了(しま)うこともできない自分を、
「旧(ふる)い自分だ」と思い込んで諦めてしまうのである。
(
三島由紀夫
)
5.
人間が変わったのではない。
人間は元来そういうものであり、
変わったのは世相の上皮だけのことだ。
(
坂口安吾
)
6.
私は生きようと望む意欲を愛その物だと考えています。
愛は徹頭徹尾自己の生に執着する心ですが、利己主義の愛から始まって宇宙を包容する愛にまで拡大されねば愛自身の満足を勝ち得ないものだと考えています。
従って愛は自由を要求します。
(
与謝野晶子
)
7.
病気の時には自分が一歩現実の世を離れた気になる。
他(ひと)も自分を一歩社会から遠ざかったように大目に見てくれる。
こちらには一人前(いちにんまえ)働かなくてすむという安心ができ、向こうにも一人前として取り扱うのが気の毒だという遠慮がある。
そうして健康の時にはとても望めない長閑(のど)かな春がその間から湧(わ)いて出る。
(
夏目漱石
)
8.
香を嗅ぎ得るのは香を焚き出した瞬間に限る如く、酒を味わうのは酒を飲み始めた刹那に有る如く、恋の衝動にもこういう際どい一点が時間の上に存在しているとしか思われないのです。
(
夏目漱石
)
9.
子供さえあれば、大抵貧乏な家でも陽気になるものだ。
(
夏目漱石
)
10.
損得という利害の打算が生活の根柢で、
より高い精神への渇望、
自我の内省と他の発見は
農村の精神に見出すことができない。
(
坂口安吾
)
11.
芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。
人間自体が俗悪なものだから
(
坂口安吾
)
12.
恋愛というものは常に一時の幻影で、必ず亡び、さめるものだ、ということを知っている大人の心は不幸なものだ。
(
坂口安吾
)
13.
ああ愉快だ。
こう思って、こう愉快になるのが詩である。
(
夏目漱石
)
14.
親の生涯の成功か失敗かは、子供の結婚の成功か失敗かにもよるらしい。
(
川端康成
)
15.
これは社交ではありません。
御互(おたがい)に体裁の好(い)い事ばかり云い合っていては、何時(いつ)まで経(た)ったって、啓発される筈(はず)も、利益を受ける訳もないのです。
貴方(あなた)は思い切って正直にならなければ駄目ですよ。
(
夏目漱石
)
16.
ああ、自分のようなものでも、どうかして生きたい。
(
島崎藤村
)
17.
青年は真面目がいい。
(
夏目漱石
)
18.
自分で自分を支配することが出来ない人は、不幸になりやすい。
(
武者小路実篤
)
19.
もし寸毫(すんごう)の虚偽をも加えず、我々の友人知己に対する我々の本心を吐露するとすれば、古(いにしえ)の管鮑(かんぽう)の交わりといえども破綻を生ぜずにはいなかったであろう。
(
芥川龍之介
)
20.
旧(ふる)いものを毀(こわ)そうとするのは
無駄な骨折(ほねおり)だ。
ほんとうに自分等が新しくなることが出来れば、
旧いものは毀れている。
(
島崎藤村
)
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