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今日の
日本の文豪の名言
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11月12日
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1.
人間の生きているということが「善」であるし、その為すこともすべて「善」なのだ。
なにをするかは問題ではない。
人間が本心からすることは、善悪の約束に反しているようにみえることでも、結局は善をあらわすことになる。
(
山本周五郎
)
2.
僕は生きている方(ほう)に味方するね。
きっと人生だって、生きている方に味方するよ。
(
川端康成
)
3.
無神論も、徹底すれば徹底するほど、唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。
無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。
近ごろはやりの反小説も、小説の裏返しにすぎぬ。
(
三島由紀夫
)
4.
(迷ったからといって)同じ路(みち)を引きかえして帰るは愚である。
(
国木田独歩
)
5.
諸君は家に在(あ)っては父母を軽蔑し、学校に在っては教師を軽蔑し、社会に出でては紳士を軽蔑している。
これらを軽蔑し得るのは見識である。
しかし、これらを軽蔑し得るためには、自己により大なる理想がなくてはならない。
自己に何らかの理想なくして、他を軽蔑するのは堕落である。
(
夏目漱石
)
6.
人生は落丁の多い書物に似ている。
一部を成すとは称し難い。
しかし兎に角(とにかく)一部を成している。
(
芥川龍之介
)
7.
他人に要求することを
先ず自分に要求せよ。
(
武者小路実篤
)
8.
実行せざる思い付きは空想と称し、また妄想と称す。
(
国木田独歩
)
9.
己の感情は己の感情である。
己の思想も己の思想である。
天下に一人もそれを理解してくれる人がなくたって、己はそれに安んじなければならない。
それに安(やす)んじて恬然(てんぜん)としていなくてはならない。
(
森鴎外
)
10.
人間は間際(まぎわ)で悪党になるものだ。
(
夏目漱石
)
11.
古来政治的天才とは民衆の意思を彼自身の意思とするもののように思われていた。
が、これは正反対であろう。
むしろ政治的天才とは彼自身の意思を民衆の意思とするもののことをいうのである。
(
芥川龍之介
)
12.
どんな花かて、
見る時と場所とで、
胸にしみることがあるもんや。
(
川端康成
)
13.
わたしは良心を持っていない。
わたしの持っているのは神経ばかりである。
(
芥川龍之介
)
14.
民衆の愚を発見するのは
必ずしも誇るに足ることではない。
が、我々自身も亦(また)民衆であることを発見するのは
ともかくも誇るに足ることである。
(
芥川龍之介
)
15.
幸不幸は現象であって不動のものではない。
(
山本周五郎
)
16.
恋は罪悪ですよ。
(
夏目漱石
)
17.
十のもので百のたたかいをする力は自分にはない。
けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ。
(
山本周五郎
)
18.
夫(そ)れ警察の法たる事無きを以(もっ)て至れりと為す。
事を治むる之(これ)に次ぐ。
(
国木田独歩
)
19.
人の長を以(もっ)て我が長を継がんと欲するなかれ。
(
森鴎外
)
20.
変化しつつあるものは何だろうか?
芸術でない。
政治でない。
我々の時代の家庭である。
(
萩原朔太郎
)
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