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今日の
日本の文豪の名言
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6月10日
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1.
いかに現世を厭離(えんり)するとも、自殺は悟りの姿ではない。
いかに徳行(とっこう)高くとも、自殺者は大聖(だいしょう)の域に遠い。
(
川端康成
)
2.
鏡は自惚(うぬぼ)れの醸造器である如(ごと)く、
同時に自慢の消毒器である。
(
夏目漱石
)
3.
忘却の早さと、何ごとも重大視しない情感の浅さこそ、人間の最初の老いの兆しだ。
(
三島由紀夫
)
4.
どんな真面目な仕事も、遊戯に熱している時ほどには、人を真面目にし得ない。
(
萩原朔太郎
)
5.
僕は時間の長短が人の真の交わりに関係するとは信じない。
(
国木田独歩
)
6.
「絶望」は人間だけが持つことのできる黄金である。
同じ意味で「酒」とよく似ている。
(
山本周五郎
)
7.
美しい身なりをして、美しい顔で町を歩くことは、一種の都市美化運動だ。
(
三島由紀夫
)
8.
私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。
彼等何者ぞやと気概が出ました。
(
夏目漱石
)
9.
酒は文明に対する一つの諷刺である。
(
萩原朔太郎
)
10.
人々は求婚から、人生の避けがたく妥協的で、好(よ)い加減のところであきらめる外(ほか)、満足のないという事実を知る。
彼等はそれから卑屈になり、高邁の理想を捨ててしまう。
(
萩原朔太郎
)
11.
専門家を感心させる小説を書くのは、そう難しくはない。
しかし、素人を侮ってはいけない。
(
山本周五郎
)
12.
やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。
それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、人も同じように弱いということを証明してくれるのは、無礼千万なのであります。
(
三島由紀夫
)
13.
結婚前の女と結婚後の女は同じ女ではない。
(
夏目漱石
)
14.
人間を一番残酷にするのは
愛されているという自信だよ。
(
三島由紀夫
)
15.
父は永遠に悲壮である。
(
萩原朔太郎
)
16.
散文は
足で地面の上を歩くようなものだ。
はう時も、歩く時も、馳(か)ける時もある。
しかしまだ地面からはなれることが出来ない。
(
武者小路実篤
)
17.
人は境遇と交友とに由(よ)りて、知らずともよき事まで知り、感得すべからざる事までも感得す。
(
国木田独歩
)
18.
競争から生ずる不安や努力が、昔より苦しくなっているのではないか。
(
夏目漱石
)
19.
まあいい
俺の一生を何かの役に立たせて見せる
ころぶ時があっても
(
武者小路実篤
)
20.
真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。
(
夏目漱石
)
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