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今日の
日本の文豪の名言
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3月11日
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1.
人の世を創ったものは神でもなければ鬼でもない。
やはり向こう三軒両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が創った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
(
夏目漱石
)
2.
人間は自然が与えた能力上の制限を越えることはできぬ。
そうかといって怠けていれば、その制限の所在さえ知らずにしまう。
だから皆ゲーテになる気で精進することが必要なのだ。
(
芥川龍之介
)
3.
この世でもっとも深い愛を、感謝するにも及ばないほど当然だと、子供に思わせるためにのみ、母というものは子に必要である。
(
川端康成
)
4.
鈍感な人たちは、
血が流れなければ狼狽しない。
が、血の流れたときは、
悲劇は終わってしまったあとなのである。
(
三島由紀夫
)
5.
犠牲を清らかならしめよ。
自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ。
(
川端康成
)
6.
人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。
(
坂口安吾
)
7.
(自然の中にあるもので)人格上の言葉に出来ない輩(もの)には、
自然が毫(ごう)も人格上の感化を与えていない。
(
夏目漱石
)
8.
不安こそ、われわれが若さからぬすみうるこよない宝だ。
(
三島由紀夫
)
9.
自分は臆病でない人間を知らない。
大胆そうな顔をしている男も
実は臆病者であり、
小心者であることを知っている。
ただ度胸が出来、
それをあるところでごまかすことが出来ているだけである。
(
武者小路実篤
)
10.
英雄もただ英雄たるばかりでは何もできない。
覇業を成す者は、常に三つのものに恵まれているという。
天の時と、地の利と、人である。
(
吉川英治
)
11.
やは肌のあつき血潮にふれも見で
さびしからずや道を説く君
(
与謝野晶子
)
12.
偉(すぐ)れた人間の仕事──する事、言う事、書く事、何でもいいが、それに触れるのは実に愉快なものだ。
(
志賀直哉
)
13.
日本という国は、自発的な革命はやらない国である。
革命の惨禍が避けがたいものならば、自分で手を下すより、外力のせいにしたほうがよい。
(
三島由紀夫
)
14.
生まれて来て何を最初に教わるって、それは「諦める」ことよ。
(
三島由紀夫
)
15.
死の恐怖を味わうことは、その人がまだ生きてしなければならない仕事をしていないからだ。
(
武者小路実篤
)
16.
青年(=青年作家)の仕事はこの(書く自我と書かれる自我との)分裂の過程を写すものであるだけに、一生のうちで一番困難な仕事だと思われる。
書く自我が確立される前に、書く自我と書かれる自我との分裂を書かねばならないのだから。
(
三島由紀夫
)
17.
恐れてはいけません。
暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。
(
夏目漱石
)
18.
「お前はまだ人生経験が足りない」と言いかえす人があるだろうが、私もすぐ、「お前さんは自己分析が足りない」と言いかえしてやります。
(
三島由紀夫
)
19.
精神を凌駕することのできるのは
習慣という怪物だけなのだ。
(
三島由紀夫
)
20.
青年は真面目がいい。
(
夏目漱石
)
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