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今日の
文章の書き方の名言
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7月9日
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1.
世間の動きにチクリと滑稽の針を突き立てて撓(たわ)みがあればそれを正す、歪みがあればそれを笑いのうちに直す、これが黄表紙(きびょうし)というものの生命ではないか。
おれは書く。
(
井上ひさし
)
2.
読んだ人が不愉快な気分にならなければ、書くことに意味はない。
( キングズリー・エイミス )
3.
文章を添削することは心を添削することだ。
その人の心が添削されない限りは、その人の文章が添削されようがない。
(
島崎藤村
)
4.
若いすぐれた資質に接した時には、若い情熱でもって返報するのが作家の礼儀とも思われます。
自分は、ハンデキャップを認めません。
体当りで来た時には、体当りで返事をします。
(
太宰治
)
5.
貧乏で生活が苦しい時に、「お金が欲しい、お金が欲しい」と言っていたのでは、人間落ち込むばかりです。
そこで黄表紙(きびょうし)では、絶対にありえないとわかっていながら、金が貯まり過ぎるというユーモラスな話を仕立て、金があるとか無いとかという次元を突き抜けてみたわけです。
(
井上ひさし
)
6.
嘘を少しも含まない歴史書は、すこぶる退屈である。
(
アナトール・フランス
)
7.
詩人は狂わない。
狂うのはいつもチェスの名人だ、数学者だ、それに出納(すいとう)係だ。
何故なら、想像は狂気を生みはしない。
狂気を生むのは実は理性なのである。
(
チェスタートン
)
8.
ドラマって対立、トラブル、もめごとなんです。
(
ジェームス三木
)
9.
形容詞、副詞でものを言っている人は信用してはいけない。
名詞と動詞でものを言っている人は信用できる。
これは事実ですね。
(
谷沢永一
)
10.
考えることが快楽でない人は
精神の字にかならず(こころ)とルビを振る。
(
長田弘
)
11.
書を校するのは
塵(ちり)を掃(はら)ふが如(ごと)し。
( 『夢渓筆談』 )
12.
ああ、作家は、おのれのすがたをむき出しにしてはいけない。
それは作家の敗北である。
(
太宰治
)
13.
よろこびを書こうとして、かなしみを発見する。
かなしみを書こうとして、よろこびを発見する。
詩とよばれるのは、書くということの、そのような反作用に、本質的にささえられていることばなのだと思う。
(
長田弘
)
14.
複雑なことは、単純に。
単純なことは、複雑に。
( 楠本憲吉 )
15.
何の詩もないのに 何の音楽もないのに 心にひとつのリズムが生まれ 眼に涙が浮かぼうとしている
(
谷川俊太郎
)
16.
成ろう成ろうとしながら、まだ言語になっていないものだけが、ぼくを変える。
言うことは経験だが、言葉はただの軌跡!
(
寺山修司
)
17.
フランスは、詩人の国。
十九世紀の露西亜(ロシア)は、小説家の国なりき。
日本は、古事記。
日本書紀。
万葉の国なり。
長編小説などの国には非(あら)ず。
小説家たる君、まず異国人になりたまえ。
あれも、これも、と佳(よ)き工合(ぐあい)には、断じていかぬよう也(なり)。
(
太宰治
)
18.
この本を子どもが読んだらおもしろいだろう、子どものためになるのではないかというような目線で、子どもの本を見るのではなくて、なによりもまず、自分がこの本を読んでおもしろいだろうかという新鮮な眼差しで、子どもの本と付きあうということが、これからもっともっと大切になってくるのではないでしょうか。
(
長田弘
)
19.
経験というのは、かならず言葉を求めます。
経験したというだけでは、経験はまだ経験にはならない。
経験を言葉にして、はじめてそれは言葉をもつ経験になる。
(
長田弘
)
20.
その小説の描写が、怪(け)しからぬくらいに直截(ちょくせつ)である場合、人は感服(かんぷく)と共に、一種不快な疑惑を抱くものであります。
(
太宰治
)
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