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101−200
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201−223
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201.
名誉と責任のある人が
名声を保っているのは、
(名声を失えば同時に)失うものがあまりにも多いからだ。
彼は自分とつりあう名声を持つ人しか相手にしない。
注意に注意を重ねたあとでしか、
争いに加わらない。
(
バルタザール・グラシアン
)
(
Baltasar Gracian
)
202.
賞賛の演説や悪罵においては
心象を作る力が支配的である。
なぜならば、
企図されるのは真実ではなく、
名誉あるいは不名誉を与えることであり、
それは、上品な、あるいは下品な比較によってなされるからである。
(
トマス・ホッブズ
)
(
Thomas Hobbes
)
203.
国民の愛国心は、
一旦(いったん)その好むところに忤(さから)うや、
人の口を箝(かん)するなり、
人の肘を掣(せい)するなり、
人の思想をすらも束縛するなり、
人の信仰にすらも干渉するなり、
歴史の論評をも禁じ得るなり、
聖書の講究をも妨げ得るなり、
総(すべ)ての科学をも砕破することを得るなり。
文明の道義はこれを耻辱(ちじょく)とす。
しかも愛国心は
これをもって栄誉とし功名(こうみょう)とするなり。
(
幸徳秋水
)
(
Koutoku Shuusui
)
204.
相手に対して、
信頼し、信用し、たよりにするのは、
(相手の)名誉にすることであって、
かれが徳性と力をもっている
という(自分の)意見のしるしである。
……
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(
トマス・ホッブズ
)
(
Thomas Hobbes
)
205.
雇われている人間でも、
もっと気に入った職を探す間に飢えはしないことを知っていれば、
自分にとって不名誉なあるいは面白くない条件を
押しつけられることもなくなるだろう。
(
エーリヒ・フロム
)
(
Erich Fromm
)
206.
この世は失意に満ちている。
我々が最も大切にしている希望、
我々の人間性に対する最高の誉れとなるような希望さえ、
失意の淵に沈むことがままある。
(
チャールズ・ディケンズ
)
(
Charles Dickens
)
207.
戦争や戦闘は野獣的な行為として、
そのくせそれを好んで用いる点にかけては
人間にかなう野獣は一匹もいないのだが、
彼ら(=人間)は大いに嫌い呪っている。
そして、
戦争で得られた名誉ほど不名誉なものはないと考えている。
……
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(
トーマス・モア
)
(
Thomas More
)
208.
或(あ)る君主が
他からの侵略から身を守るために
他の君主の援助を求め、
その救援にかけつけた君主が
侵略者を撃退するや否や、
忽(たちま)ち一転してその領土を占領し、
自分に救いを求めたその君主その人を
殺したり投獄したり追放したりすることがある。
こういったことも、
まさに王者にふさわしい名誉ある行為と称され、
しばしば実行されているのである。
(
ジョナサン・スウィフト
)
(
Jonathan Swift
)
209.
「偽善」なんてことはそもそもありえないのです。
公衆の面前で立派な働きをすることがすなわち
価値あること、立派なこと、善いことであり、
それが即名誉なのですから、
現に立派な働きをしているのに
心が汚いから駄目なんて話は、
意味すらわからない馬鹿げた話です。
……
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(
永井均
)
(
Nagai Hitoshi
)
210.
余生、と言うと、
世に何事かを成し、
名を遂げた後の、余りの生、
の認識が一般ですが、
それは、経済偏重による視点です。
……
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(
杉浦日向子
)
(
Sugiura Hinako
)
211.
世の中を知る、ということは、
他人は決して他人に深い関心を持ちえない、
もし持ち得るとすれば
自分の利害にからんだ時だけだ、
というニガいニガい哲学を、
腹の底からよく知ることです。
もちろん、この利害という言葉には、
お金だけがからまっているわけではない。
名誉もあろうし、性欲もあろう。
(
三島由紀夫
)
(
Mishima Yukio
)
212.
本人に固有な長所にもとづかない栄誉はすべて、
性格形成に悪影響を与える。
したがってこの理由一つだけからでも、
(家柄崇拝は)ぜひ廃止すべきものである。
……
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(
バートランド・ラッセル
)
(
Bertrand Russell
)
213.
本屋がいい本をつくって金をとり、
その金で益々いい本を出す
というのなら本屋の名誉であるが、
下らない本をつくって、
下らない人間の下らない欲情に媚びて、
そして金をもうけさえすればいいでは、
本屋の恥である。
……
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(
武者小路実篤
)
(
Mushanokouji Saneatsu
)
214.
不名誉でも恥でもないことで、
正直な人間が顔を赤らめなければならないような世界など、
たくさんだ。
……
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(
チャールズ・ディケンズ
)
(
Charles Dickens
)
215.
かつての武士階級の切腹、特攻隊員の死などをもって、日本人は独得の死生観をもっているとの論もあるが、これらの死は家門や郷党や名誉や国家のための死であって、死を個人として考えるのでなく、むしろ共同体のいけにえと捉えられる。
むろん自立した死ということはできない。
……
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(
保阪正康
)
(
Hosaka Masayasu
)
216.
金銭、地位、名誉というようなものは、計量され得るもので、他人と代置され得るものである。
ところがその人独自の活動、はたらきというものは、代置され得ない。
……
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(
中村元
)
(
Nakamura Hajime
)
217.
クスリと同じで、
功名心というのは、
適度に服用すれば、効能がある。
服用しないまでも、
かならず体内から分泌される。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
218.
金はいらぬ、名誉はいらぬ、
自分はただ無欲でしてと、
こんな大それた言葉を
軽々しく口にできる人間ほど、
ぼくをしてアクビを催させる存在はない。
(
中野好夫
)
(
Nakano Yoshio
)
219.
(型破りで)恐れられることは
本来なによりの名誉であるのだが、
世間の褒賞(ほうしょう)は
型通りの穏健な人物の方へ傾き易い。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
220.
功名心がなければ、
人間は絶対ダメです。
しかし、それがあまりに分泌しすぎると、
今度は、体内を侵食し、体を破壊し、
体臭となって発散する。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
221.
私は、
幼い精神を名誉と自由に向かって育て上げようとする教育においては、
すべての暴力を否定します。
厳格と強制には
何かしら奴隷的なものがあります。
そして、
理性と知恵と技術によってなし得ないものは、
力によっては決してなし得ないのだ
と言いたいのです。
(
ミシェル・ド・モンテーニュ
)
(
Michel de Montaigne
)
222.
王侯、貴族の誇るものは所詮は名目だけの称号に過ぎない。
それは内面的な苦悩に対する、単なる外面的な名誉に過ぎない。
(
ウィリアム・シェイクスピア
)
(
William Shakespeare
)
223.
害徳の名誉は、
これから手に入れなければならない名誉の担保である。
(
ラ・ロシュフコー
)
(
La Rochefoucauld
)
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