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1.
馬鹿はとなりの火事より怖い。
（ 7代目 立川談志 ）
2.
この世のこっけいなものの中で一番こっけいに思えるのは、
物事を急ぐ人、
どんなに急いで食べても、
どんなに急いで仕事をしても
急ぎ足りない人である。
──それで何を成し遂げるのだろう、
永遠に慌てふためくこの人たちは？
彼らは、
火事になった我が家から
ろうばいして火箸を救い出す女
のようなものではないのか？
（ キルケゴール ）
3.
私の家は燃えたが、
今や月が見える。
（ 中国のことわざ・格言 ）
4.
遠くある限り美し夜の火事
（ 折原あきの ）
5.
遠くの火事より背中の灸
（ 日本のことわざ・格言 ）
6.
今思へば皆遠火事(とおかじ)のごとくなり
（ 能村登四郎 ）
7.
隣人の家が火事のとき、
汝自身の財産が危険にさらされる。
（ ホラティウス ）
8.
もしあなたの家が燃えていたら、
その火で暖を取りなさい。
（ スペインのことわざ・格言 ）
9.
慢心は消し止めねばならぬこと、
大火(たいか)以上だ。
（ ヘラクレイトス ）
10.
遠火事や靴穿(は)きかけて又脱いで
（ 林翔 ）
11.
火事見舞言(こと)の葉声にならざりき
（ 大橋敦子 ）
12.
山火事を美しと見て言はずをり
（ 今井千鶴子 ）
13.
火事の夜(よ)はどこかあやしき匂ひ持つ
（ 三宅文子 ）
14.
湖の水は、家の火事を消してはくれない。
（ イギリスのことわざ・格言 ）
15.
心細くなりたる夜の遠火事は
（ 高倉和子 ）
16.
風呂敷に結飯(むすび)をつゝみ火事見舞
（ 瀧澤伊代次 ）
17.
一行の追伸となる火事見舞
（ 稲畑汀子 ）
18.
城（企業）のつくり手は
人、人、人なのである。
しかし、
人であるから過ちはある。
火事は起こさず、
起きたらすぐ消し、前進の糧とすればよい。
（ 水上達三 ）
19.
遠くとも近くに見ゆる真夜(まよ)の火事
（ 岡野安雅 ）
20.
火事は一つの悪にちがいない。
だが、火事は美しいね。
「江戸の華」というあれだよ。
雄大な焔というものは
美的感情に訴える。
ネロ皇帝が市街に火をはなって狂喜したあの心理が、
大なり小なり誰にもあるんだね。
（ 江戸川乱歩 ）
21.
遠火事に深き酔ひ寝の起さるる
（ 能村登四郎 ）
22.
魚屋が水捨ててをり遠き火事
（ 大橋俊彦 ）
23.
火事現場見知らぬ人と話する
（ 秋千晴 ）
24.
火事遠きこと確かめて寝ることに
（ 稲畑汀子 ）
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