1．ささやかな贈り物は、大きな贈り物が期待できる所へ行く。
2．すぐれた詩が何度読み返してもぼくらを感動させるのは、逆説でも何でもなく、その詩のうちに無駄な部分があるからにほかならぬ。有用な部分だけで作られているならば、ぼくらはそれを利用し、そして消耗品のごと……
3．花びらの一つを恋ふる静電気
4．新しき友を探して廻る者は遂に真の友を得る時なけん。
5．政治における最悪の態度は、決定を避けようとする態度であり、さらに悪いのは、相矛盾する決定を行うことである。
6．第一、自分自身に対してウソをつかぬこと。たとえ私の今の生活が理性の啓示する真の道から遠く離れていても、真理を恐れないこと。
7．希望のために扉はいつも開けておきましょう。
8．偶然のほうが賢いんですよ、人間が考えるより。
9．笑うこと。毎日笑えるナニかをみつけるか、つくること。
10．人間の憂いは、執着するよりどころによって起こる。実に、執着するよりどころのない人は憂うることがない。
11．君は煙突みたいな奴だ。傍らに置いとくと、俺の頭の中が、よく燃えるよ。
12．障碍(しょうがい)を好機に変えるとき、人間がその独自性を最大限に発揮するということは、今なお真実である。
13．勤めを苦労と心得ては、おびただしき間違へに候(そうろう)。
14．さながらに武者立ちのさま松の芯
15．君、弱い事を云(い)ってはいけない。僕も弱い男だが弱いなりに死ぬ迄(まで)やるのである。やりたくなくったってやらなければならん。君も其(その)通りである。
16．書店は町の教養指数の反映で、学生街がすがすがしいのは書店が多いからである。町のココロザシに比例する。書店が一軒もなくなってしまった町はミルミルとすたれていきます。
17．（組織やチームにおいて）立場に上下関係はあっても、ある程度自由に発言できる環境のほうが、チームワークがよく、自分自身の仕事も適切なものと感じる。
18．人間は憎しみだけでなく、恐怖に駆られても相手に危害を加えようとする。
19．人生はトーナメント戦ではなく、僕はむしろ「リーグ戦」だと思っている。たとえるなら大相撲だ。相撲は最初に５連敗しても、あとから１０連勝して取り返すことができる。８勝７敗でもよいのだ。
20．かゝる夜の月も見にけり野辺送(のべおくり)
21．小さな本は大きな本にまさる。含まれている愚論愚考が少ないからである。
22．新しい真理は、最小の動揺と最大の連続性とを与えるようにして旧(ふる)い意見を新しい事実にめあわせる。一つの理論が真であるかどうかということは、その理論がかかる「最大と最小の問題」をどの程度に解決し……
23．美しさと醜さは表裏一体。コンプレックスは個性であり、美しさにつながる。
24．こどもは親の人生を代償的に生きるために存在するのではない。ましてや親のおもちゃになったりしてはならない。賢い人でも親になると、この当然すぎることを忘れてしまう。
25．彼ら（＝子どもら）は（いじめを）バレないようにしなければならないことだとは思うが、それは損得の問題であって、道徳的感情とは別個のことである。（いじめが子どもに許されないのは）喫煙を取り締まる学校の……
26．一度だけしか会わない相手ならともかく、どう隠そうとしても（自分の）短所や欠点は（いつかは）バレる。最初に言ってしまえば、相手も意外には思わない。
27．望郷の歌をうたうことができるのは、故郷を捨てた者だけである。そして、母情をうたうこともまた、同じではないでしょうか？
28．どんな悪い結果に終わったことでも、それが始められたそもそもの動機は、善意によるものであった。
29．人生の目的のひとつは、自分に与えられた独自の才能を発見し、それを他の人たちのために役立てることだ。
30．にっこりすると、不快な気持ちやよそよそしい気持が抑えられる。
31．惨敗の日は凍蝶(いてちょう)を見て飽かず
32．ただごろごろしてる訳にはいかないわよ。そんな生き方ダメよ！　一生をムダにするわよ！
33．あかき　霜月の葉を　窓よりみる日　旅を　おもう　かくのごときは　じつに心おごれるに似たれど　まことは　こころ　あまりにも　つかれたるゆえなり
34．かつての時代にあっては、「自分にかわるべき」戦士は代議士であった。しかし、政治というジャンルは決して彼らの内部生活を救済してはくれなかった。それどころか政治は空しく彼らを裏切り、同時代人たちはスチ……
35．パーティーでどんな会話をし、出席者の耳をどれだけ楽しませるか、自分の周囲にどれだけの人を集められるか。それが国際人として通用するかどうかの一つの目安ですが、それにはユーモアセンスを磨かなければなり……
36．イマージュの世界が貧困な人生は、ひどく表層的で平板なものになるはずだ。
37．「自分はこの程度でいい」　「そこそこで満足だ」と、小さな考え方をしていた自分に、まず気づいてください。そして、大きな大きな夢を語り、自分の意識を広い世界に向けて解放していきましょう。
38．寒桜人もをらずに咲きにけり
39．よしんば、人間の魂は不死であると信じるのが間違っているとしても、私は喜んでこの間違いを犯して、慰めの種であるこの信念を、生きている限りは、誰が何と言おうと、捨てないつもりだ。
40．２人以上が同じことを褒めてくれたなら、それは間違いなく、お前の真実だ。信じていいんだ。
41．『余生』って嫌な言い方だと思わないか。余った人生だぜ？　ひでえこと言いやがるな、昔の奴は。でも、うまいこと言うもんだよ。余りだ、余り、俺たちがいま生きてるのは、自分の人生の余った時間なんだよ。……
42．かなかなや故郷(こきょう)は風の沙汰(さた)なりし
43．家は、生活の宝箱でなくてはならない。
44．本を読むということは、大抵の場合には冒険である。だから又(また)冒険の魅力がある。
45．他人を軽侮する人ほど、軽侮すべき者はなし。
46．信じることから始まるのが宗教なら、疑うことから始めるのが科学です。
47．処世の知恵は、「上下なし」から！
48．やっぱり何かに所属すると、我慢をして、その会に従っていかなければならない。家庭だってそう。だから所属することとか何もしないし、結婚だってしない。なるべく自分で、一人やっていかれれば、それが私の性に……
49．自分を忘れ、余計な計算で横にそれたりするとダメになる。あくまで自分のラインを貫くことがすごく大事なんです。
50．緊張したり、不安になったら、深呼吸しなさい。
51．人生はメッセージです、聞きなさい。人生は信念です、信じなさい。人生は贈り物です、受け入れなさい。人生は冒険です、挑戦しなさい。
52．希望はどんなものをも創り出す。
53．将来の明確な目標が持てないならば、まずは足もとの一歩、自分たちが直面している問題を解決するための一歩を踏み出すことだ。
54．多数が集まっている集団が、必ずしも個人のみの判断より合理的で正しい決定を下すわけではない。失敗をしなければいいといった「現状維持」的な考えにもなりがちだ。既成に従ったやり方に固執するケースが多く、……
55．人おのおの、生きる流儀を持っている。その流儀を、お互い尊敬し合って行く事が出来ぬものか。誰にも迷惑をかけないように努めて上品な暮しをしているのに、それでも人は、何のかのと言う。うるさいものだ。
56．あなたはあなた自身の境遇や経験、事件などの製作者であり造形者なのです。あなたの意識的な心によって真実と感じられた、あるいは真実として受け入れることを認められたすべての思考は、あなたの無意識の心……
57．自分ができる最大限のことをやりきったご褒美が、幸せであり、豊かさなのだ
58．一本のロウソクで、多くのロウソクに火をつけても、初めのロウソクの光は弱まらない。
59．苦境に直面したとき、自分をなぐさめてちゃダメなんだ。どうしてうまくいかないんだ。どうして不幸なんだと自分を哀れんだら、問題が大きくなるだけ。自分が置かれている状況と、自分がやらなきゃいけな……
60．気にかかることがあまりにも多すぎる。じっと立ち止まって、見つめ直す時間がなかったら、こんな人生いったい何になのだろう？（ver.0）
61．「次に（エベレストに）行ったら本当に死ぬ」という恐怖に囚われながら、「じゃあ止めるのか？　また何もなかった頃の自分に戻るのか？」って考えると、僕はそっちのほうが怖かった。
62．幸せは自分で作る。不幸せも自分で作る。幸せも、不幸せも、まったく他の仕業ではない。
63．いまが出発点。周囲の同年頃の人たちを見て、みんなこうだから自分もこれでいいや、ではなく、自分はどうするかが大事です。そう思ったときが常に出発点です。
64．なんと速やかに我々はこの地上を過ぎてゆくことだろう。人生は短い。
65．スイカだけでなく、多くの植物が鳥や動物に食べられて種子を運ぶという作戦を選んでいる。食べられるような果実をつける植物は、ほとんどが果実といっしょに種子を食べさせて、種子を遠くへ運んでもらおうとして……
66．私は、何かにぶつかったとき、あえて苦しかったころを思い出します。心身をリラックスした状態におき、目をつむり、過去をひとつひとつ振り返る。そして、「あれだけの苦労の中を私は生き抜いた。だから、……
67．人生に行きづまり、自分を見失いかけたときほど、なにか行動を起こしたほうがいい。立ち止まってしまえば、ますます立ち遅れ、そのためにさらに自信喪失という悪循環に陥るからだ。
68．一篇の小説で、勝負をきめようという意識は捨てなさい。
69．自分の望むことに意識を集中できないうちは、自己管理ができているとは言えない。また、次の一時間に何を考えるかを決められないうちは、幸せになることはできない。
70．桜咲き右脳左脳もさくら色
71．人は、牛をもらうために玉子を与える。
72．今日、建物をつくり、市街をつくっているのは、千の窓だと思う。建物に窓があるのではないのだ。いまでは、窓が建物をつくり、街をつくっている。
73．追憶は永久に若さと新しさとをもっている。あるときは、ほほ笑ましき慰めとなり、あるときは用心ぶかき誡(いまし)めとなって、つねに過ぎこし日を蘇(よみが)えらせる。
74．自分の能力以上を求められる環境でなければ、個人の成長は難しいんです。
75．子を養いて教えざるは父の過ちなり。訓導して厳ならざるは師の惰(おこた)りなり。
76．もう二度と結婚はしない。せいぜい、好きでもない女を見つけて、そいつに家をやるぐらいにするよ。
77．こほろぎの久しく待ちて音をつづく
78．風　吹き起こる……　生きねばならぬ。
79．庭の牡丹(ぼたん)壺の牡丹と風かよふ
80．百聞は一見に如(し)かず、百見は一労作に如かず
81．天の寒(かん)地に堕ちて白き柱かな
82．経験を深めていくということは、年数によってしか解決できないし、必ずしも皆さんはいろんな人に会えるというわけではないが、いい小説をお読みになるということは人間観察の上に、かなり役立つだろうと……
83．数学おんちは、現代ではある程度よそ者になる。
84．「臭い物には蓋をしろ」という諺ぐらい私の嫌いな物はありません。又これ程日本全国に行き渡っているモットーもないと思う程、津々浦々において実行されています。
85．人の苦しみを自分のことのように思いやる。想像力はイコール、思いやり。思いやりイコール、愛です。
86．お前が美しいから美しいのではない。私の目に美しいから美しいのだ。
87．おくびょう者ほど　勇ましいのだ
88．女の生涯は──女が相変わらず雌の機能に閉じ込められているために──男よりもずっとその生理的運命に左右される。
89．確実なものは足許で控えめにしている。上を見てもがいていたらそれが見えない。
90．ほめて伸びるタイプを自称する後輩の、ほめるところがない。
91．冬浜を標的のごと歩むなり
92．すりこ木で叩いて胡瓜(きゅうり)一夜漬
93．「議論に負けた人が自分の全人格を否定されたと考える」のは間違っているという批判がある。もしそうであるなら、「議論に勝った人が自分の全人格が相手より優れていると考える」のも間違っている。議論に勝った……
94．一度は生きなければならない　それが第一の掟で　一度だけ生きることが許される　それが第二の掟だ
95．秋風に話生まるゝまゝに話す
96．そっと、やさしさをわたすとき、こころが、ほほえむ。
97．夫婦は互いの気心。夫婦がうまくいくかどうかは、気の持ち方次第である。
98．文事(ぶんじ)ある者は必ず武備(ぶび)あり
99．たくましくこの世を生き抜いて行くには、反省はいいけれども、後悔は禁物です。後悔は、生き方において後退を招きます。
100．聞き上手のメリットは、相手の機嫌を良くしたり、相手に良い印象を与えて関係を深めることができるというだけではない。聞くに徹して相手の話をしっかり聞けば、自分にとって大事な情報を聞き逃さずに済む。また……
101．現代は労働過剰で教育不足の時代だ。人々は勤勉になるあまり、完全に知性を失っている。
102．いかに現世を厭離(えんり)するとも、自殺は悟りの姿ではない。いかに徳行(とっこう)高くとも、自殺者は大聖(だいしょう)の域に遠い。
103．心に笠着せて暮らせ。
104．一日一日が冒険なら、人の一生の、途方もない冒険には、いったいどれだけ、じぶんを支えられることばがあれば、足りるだろう？
105．たましひのしづかにうつる菊見かな
106．平和は微笑みから始まります。一日五回、あなたが本当は笑顔を見せたくない人に微笑みかけなさい。
107．凩(こがらし)や子が泣く聲(こえ)は我が泣く聲
108．価値があるのは、自力でつかんだ幸せだけ。
109．リスクが３割以下なら、迷わずただちに挑戦せよ！
110．暮らしは家事でできている。
111．笑って得した者はいるが、損した者はいない。
112．“働かざるもの食うべからず”なんですよ。「なんにもない私だけど、素敵な人はいないかな」なんて、誰がいるかっていうの。高望みも面食いも結構だけど、幸せは努力をしてる人にだけ与えられるもの。
113．最近は職業を問わず自負を持つ人が少ない。自負を養う早道は仕事に喜びを見出すことである。
114．人々はなぜか苦難を、先(ま)ず不幸と結びつけて考えますね。苦難は不幸であるという先入観があるのですね。
115．老いるとは　こういうことか　老いて知る
116．哲学するとは、自分の人生を考え、その考えにしたがって生きること。
117．大好きなことに嬉々として打ち込むと、小金持ちになれる程度のお金はついてくるものです。
118．君は嘘かと思うかも知れないが、僕の生活のどこをどんな断片に切って見ても、たといその断片の長さが一時間だろうと三十分だろうと、それがきっと同じ運命を経過しつつあるから恐ろしい。
119．人生をふりかえってみると、どうも月謝を払わずに勉強させてもらったことが多いようです。勉強というのは、眼の前の相手からなにかを奪いとることだと思う。教えてもらうよりこちらから奪う。これがなくては、大……
120．自分の得意に邁進（まいしん）しろ！
121．日つねに照らして、自(みずか)らその恩を知らず。水つねに潤(うるお)して、自ら徳とせず。
122．ずり落ちて田水に沈むいもりかな
123．絵にかいたキューピッドは翼を持つが盲目で、恋の神（＝キューピッド）の心には分別がまったくなく、翼があって目のないことは、せっかちで無鉄砲なしるしだ。そして、選択がいつも間違いがちだから、恋……
124．わたしが成功したのはすべて、わたしが仕事中に成功のことを頭の中に描き続けていたという事実によるものです。このことが磁石の働きをして、わたしの考えに合うような顧客や条件をわたしに引きつけてくれたのです。
125．からかうのはやめろ。ひとを平気でからかうのは、卑劣な心情の証拠だ。罵(ののし)るなら、ちゃんと罵るがいい。
126．厳密なコスト計算こそ、企業の生命線である。コスト計算が甘いと、どんなにすぐれたビジネスモデルも、崩壊の危機に直面する。
127．言われてやる仕事というのは、仕事じゃない。
128．音楽家は楽譜を見れば、実際の演奏を聴いたことのない曲のイメージを思い描くことができるが、同様に数学者は実際に目で見たことのない曲線の方程式から、その曲線グラフのすべての特徴がわかる。
129．忍耐することを学ぶためには、まず多くの忍耐をしなければならない。
130．あきらめるより、忍耐することを選びなさい。
131．梅の実を土産(みや)に実家の母来(きた)る
132．どうも、ちょうどよく働くことほど、体に良い事は無いですな。
133．もののけじめがなくて、ただゼニカネ勘定のことだけで動きまわり、プランをたて、政策をつくる。それを有能な官吏(かんり)というふうに思いこんでしまう。戦後のひとつの特徴である。
134．ある局面になるとものすごく愚かなことができるというのが人間なのです。善悪二つのモノサシしか持っていないと、人間は非常に生きづらさを感じるものなのです。
135．嫉妬は、もっと自信がほしいと　泣いている叫び声のよう。
136．演劇というものはその成り立ちからして、共にだまし合うという共謀の上に成り立っている。役者は自分ではないだれかの振りをし、観客は喜んでその信じがたいことを受け入れる。両者ともが、いつカモにされるかわ……
137．（結果が）悪ければ、その反対をやればいい。
138．くらがりに歳月を負ふ冬帽子　
139．宝石好きの女たちは、首の回りに小切手をつけているようなものだ。
140．子に桃を食はせば手まで食はれけり
141．街歩きを楽しむには、目をきれいにし、耳をきれいにし、心もきれいにしなければ、何にもならない。
142．同じ石で二度つまずくことは、世間の物笑いになる恥辱である。
143．死ぬ気でやって死んだ人はいない。
144．逆光の汽船を夏と見しことも
145．人生とは、大いなる冒険か、さもなければ無である。
146．人間というものは、“俺はダメだ”と本当に思ったら、どうしようもない。
147．人間は一人では生きられない。支え合うのが人だ。
148．世の中が変化しているとしたら、なぜかをとことん追求し、それを客観的にみる。間違っても、自分たちの過去の体験に照らし合わせた自分の経験からだけで判断してはいけません。
149．「私はこういうことをすべきかどうか悩んでいます。やっても大丈夫でしょうか。やめたほうがいいでしょうか」などという聞き方をする人がいる。このように判断をそのまま他人に委ねてしまうような聞き方はすべ……
150．ぼくは死なない　死ねば一緒に死ぬものがあるかぎり　
151．われらに要(い)るものは　銀河を包む透明な意志　巨(おお)きな力と熱である
152．時間の守れん人間は、何をやってもダメだ。
153．負ひ籠に秋茄子(なす)一つ入れ戻る
154．音楽を創作するには、成功が好きというより、音楽そのものが好きでなければならない（あるいは、少なくとも成功と同じくらい音楽が好きでなければならない）。
155．老後とはいつからの事薄紅葉(うすもみじ)
156．おまえの心があるところが、おまえが宝物を見つける場所だ。
157．権力が手に入れば、どんな人間も残酷になる。
158．月光は直線のまま水中へ
159．小鳥来る旅の昨日を話す目に
160．ゆるやかに着てひとと逢ふ螢(ほたる)の夜
161．言葉（の本質）はコミュニケーションの手段や機能ではない。それは枝葉の問題であって（言葉の）根幹は沈黙だよ。
162．蟷螂(とうろう)は火星の農夫かも知れぬ
163．君がいちばん先に知るべきことは、どうすれば人は動くのかだ。
164．一つの問題は一つのチャンスだ。問題というのは、自分がどんなにうまくその問題に対処できるかを示すチャンスだ。
165．私にはしなければならない仕事がある、死を恐れてなどいられない。たとえ私が命を失っても、私の死は無駄にはならないはずだ。
166．もし本当にいじめによる自殺を止めようというのならば、子供たちに「幸せになる術」を身につけさせる必要がある。自分にとっては何が幸せなのか、そのためには、何をすればいいのかを考える習慣を、それ……
167．ある書物があなたにとって大切なのは、その書物があなたにとってどのような意味をもつかという、ただその点だけなのです。あなたにとっては、あなた自身の考えこそ、価値をもつのである。
168．あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするがゆえに尊(たっ)とい。
169．道に迷ったら　たちどまって　道を知っている人に　尋ねるのが一番　そのうちにと思っていると　日が暮れてしまう
170．個人の自由といっても個人が個人のままで自由なのではなく、所属集団と本来関係のない別の集団に参加するという事実によってはじめて自由を獲得するのだ。
171．日本の会議は形式的でつまらないことが多く、しかもそれで十分活動が進行する。
172．人間は、十分な食事をとっていなければ、十分に考え、愛し、眠ることができない。