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[ 名言 ]
努力の成果なんて目には見えない。
しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる。
(ver.0)

[ 出典 ]
君原健二[きみはら・けんじ]
(マラソン選手、メキシコシティ五輪男子マラソン銀メダリスト、1941〜)

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[ 別表現/別訳 ]
(ver.1)
紙一枚は薄いが、
重なれば本になる。

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[ 解説 ]
日々努力を続けていても、努力の成果というものはなかなか形になって現れないものです。
すると人は不安に陥ります。
本当にこの「努力の方法」でいいのだろうか?
そもそも自分には才能が無いのではないか?
だから、努力すること自体、無意味なのではないか?
これらの不安に押しつぶされそうにながら努力を続けるには、よほど強い精神力が必要です。


■日々の努力の成果は、本の1ページの厚さに過ぎないのかもしれません。
それも絵本のような厚い紙ではありません。
辞書の超薄い紙です。
10枚や20枚重ねたぐらいでは、指でつまんでも厚さが分からないぐらいの薄さです。
50枚ぐらいになってようやく厚さが認識できるようになる。
それでも、あれだけ頑張ってたったこれっきりかと、がっかりする程度の厚さにしかなりません。


■しかし、もし1年間努力を続ければ、365枚。
2年間努力を続ければ、730枚。
すごい厚さの辞書ができあがります。
努力の成果が1ヶ月や数ヶ月で見えるようになると思うからがっかりするのです。
1年、2年という長期間を経なければ、努力の成果は目に見えるようにならない。
分厚い努力の本は完成しない。
最初から、そう覚悟してしまうことが大切です。
(ながれおとや)


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