努力だ。
勉強だ。 それが天才だ。 誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ。 野口英世[のぐち・ひでよ]
(細菌学者、1876〜1928) 奥村鶴吉著『野口英世』より 【 野口英世の名言 】
世の中には、人よりもそれほど努力してないのに、天才的な暗記力や計算力、その他のさまざまな能力を身につけている人が確かにいます。
しかし、そういう「生まれながらの天才」はごくわずかです。 ここが一番重要なところです。 「生まれながらの天才」は滅多にいない。 だからこそ、「生まれながらの天才」ではない人にとって、成功する余地があり、努力のしがいがあるというものです。 ■では、野口英世が言うような、「人の3倍、4倍、5倍努力する」ことは、果たして時間的に可能なのでしょうか? ■たとえば、受験勉強を例に考えてみましょう。 人が1日8時間勉強するなら、自分は2倍の16時間勉強する。 もっとも、睡眠時間や食事・お風呂・休憩時間を計算すれば、時間的には14時間が限界です。 これ以上やると、集中力が落ちてしまうので意味がありません。 この時点で、人の1.75倍。 ■そこで、土日祝日をフルに利用するのです。 面白いことに、よほどの「好き者」でない限り、土日祝日はたいてい気が緩んで「休んでしまう」ものなのです。 普通の人は、平日5日間で、8×5=40時間。 土日2日間で、4×2=8時間。 合わせて、48時間。 一方、努力する人は、平日5日間で、14×5=70時間。 土日2日間で、14×2=28時間。 合わせて、98時間。 結局、自分の持てる時間をすべて費やして、なんとか2倍です。 ■もし、普通の人が1日2〜3時間程度しか費やさない分野であれば、その4、5倍(8〜15時間)を費やすことは時間的に十分可能です。 成功するには、そういう分野を探すのも一つの方法です。 ■しかし、受験勉強や仕事のように、激しい競争が生じているような分野では、普通の人でも1日8時間ぐらいは費やすものです。 だからといって、その2倍もの努力をするのは死ぬほどきつい作業です。 途中で挫折する人も大勢出るでしょう。 ■実は、他人より秀でるには2倍もの努力はいりません。 1.5倍の努力で十分なのです。 1.5倍より小さいと、質が量を上回り逆転される場合もありますが、1.5倍より大きければ、たいてい量が質を上回るのです。 私の経験では、人の1.5倍の努力で、どんなに悪くても1.2倍ぐらいの成果が得られています。 人より2割秀でるというのは、結構すごいことです。 人の2倍努力するのに比べたら、かなり時間的余裕も生まれるはずです。 努力は、持続可能であってこそ初めて効果を発揮し、成果に結びつくものです。 さぁ明日から、人の1.5倍努力してみませんか?
(七瀬音弥:ななせおとや)
1.
( 一般のことわざ・格言 )
2.
( ポール・ヴェルレーヌ )
3.
( )
4.
( 堀場雅夫 )
5.
( 香山リカ )
6.
( 司馬遼太郎 )
7.
( ジュール・ルナール )
8.
( 『「できる人」の話し方』 )
9.
( レミ・ド・グールモン )
10.
( 夏目漱石 )
11.
( ベンジャミン・フランクリン )
12.
( ニーチェ )
13.
( オウィディウス )
14.
( 木村無相 )
15.
( エマーソン )
16.
( 井上ひさし )
17.
( M・J・ライアン )
18.
( セネカ )
19.
( 岡本太郎 )
20.
( 根津嘉一郎 )
21.
( マイケル・J・フォックス )
22.
( 永六輔 )
23.
( 堀場雅夫 )
24.
( モンテスキュー )
25.
( ジョージ・バーナード・ショー )
26.
( サラ・バン・ブラナック )
27.
( 太宰治 )
28.
( 中村天風 )
29.
( 大前研一 )
30.
( 大杉栄 )
【 幸せの基本 】
【 嘘に慣れるな 】 【 目的地に着くまでの時間 】 【 やるせない不満 】 【 表情 】 【 この指とまれ 】 【 ナポレオンは偉大 】 【 富増加の鉄則 】 【 聞き漏らし 】 【 悟らない 】 【 無限の財産を残す 】 【 役に立つものを見逃す 】 【 天才的な才能 】 【 頭を柔らかくする 】 【 人々の希望(期待感) 】 ![]() |