献身には、何の身支度も要らない。
今日ただいま、このままの姿で、いっさいを捧(ささ)げたてまつるべきである。 鍬(くわ)とる者は、鍬とった野良姿(のらすがた)のままで、献身すべきだ。 自分の姿を、いつわってはいけない。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『パンドラの匣』 越後獅子(大月花宵)のセリフ 【 太宰治の名言 】
〈全文〉
献身とは、ただ、やたらに絶望的な感傷でわが身を殺す事では決してない。 大違いである。 献身とは、わが身を、最も華やかに永遠に生かす事である。 人間は、この純粋の献身に依(よ)ってのみ不滅である。 しかし献身には、何の身支度も要らない。 今日ただいま、このままの姿で、いっさいを捧(ささ)げたてまつるべきである。 鍬(くわ)とる者は、鍬とった野良姿(のらすがた)のままで、献身すべきだ。 自分の姿を、いつわってはいけない。 __ Link __ 献身には猶予(ゆうよ)がゆるされない。 人間の時々刻々が、献身でなければならぬ。 __ Link __ いかにして見事に献身すべきやなどと、工夫をこらすのは、最も無意味な事である。 __ Link __
1.
( 中村天風 )
2.
( ヘンリー・ヴァン・ダイク )
3.
( 日本のことわざ )
4.
( 早川徳次 )
5.
( 『法句経』 )
6.
( 斎藤一人 )
7.
( アウグスティヌス )
8.
( スペンサー・ジョンソン )
9.
( ビル・ゲイツ )
10.
( スウェーデンのことわざ )
|