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（迷っても）帰りも矢張(やはり)凡(およ)その方角をきめて、別な路(みち)を当てもなく歩くが妙(みょう)。
そうすると思わず落日の美観をうる事がある。 国木田独歩［くにきだ・どっぽ］
（明治の小説家・詩人、1871〜1908） 『武蔵野』 【 国木田独歩の名言 】
〈全文〉
（迷ったからといって）同じ路(みち)を引きかえして帰るは愚である。 ＿＿ Link ＿＿ 迷った処(ところ)が今の武蔵野に過ぎない。 まさかに行(ゆき)暮れて困る事もあるまい。 帰りも矢張(やはり)凡(およ)その方角をきめて、別な路を当てもなく歩くが妙(みょう)。 そうすると思わず落日の美観をうる事がある。 ＿＿ Link ＿＿
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