自分を開発し、発展していくためには、
他人と同じ考え、同じ行動をしてはならない。 盛田昭夫[もりた・あきお]
(ソニー創業者の一人、1921〜1999) 【 盛田昭夫の名言 】
日本人は、欧米人よりも、「他人と違っていること」を嫌がる傾向があると、昔からよく言われてきました。
つまり、常に周りの人と「同じ」でいたがるというのです。 では、なぜ私達は「人と同じ」でいたがるのでしょう? それは、「人と違っている」と、周りから攻撃される(いじめられる)からです。 つまり日本人は、自分の身を守るために「人と同じ」でいたがるのです。 ■はるか昔、聖徳太子が「十七条憲法」(604年) で、「和をもって尊しとす」と定めています。 そもそもこれは、「平和」の「和」であり、人々が「協調」することを推奨したものです。 ところが、これがいつの間にか曲解されて、「同をもって尊しとす」という意味で使われている場合が多いことに、最近気づきました。 本来、人と違っている者がいても、「和」が保てればなんら問題は無いはずです。 しかし、実際には、全員が「同」でなければ「和」が保てないというのです。 ■一般に、「明らかに人と違っている点」があると、「目立ちたがり屋」「自己主張が激しい」「協調性がない」などと言われて、攻撃目標(イジメの標的)としてロックオンされます。 逆に言えば、「人と同じ者」、より正確には「人とあまり違わない者」は、いじめられにくい。 それは自分の「同類」をいじめても、たいして面白くないからです。 「人と違う者」を攻撃してこそ、いじめる「意味」と「いじめがい(楽しみ)」があるのです。 ■ちなみに、体力面での「強い」「弱い」は、イジメを受けるかどうかとはあまり関係はありません。 もちろん「強い人」は、「暴力的なイジメ」を受ける可能性は低くなりますが、集団で来られれば敵うわけがありません。 また、「無視」「仲間はずれ」といった「陰湿なイジメ」が待っています。 精神的には、むしろこちらのほうが辛いでしょう。 ■いずれにせよ、イジメは「人と違う者」に対して行われます。 イジメを受けた経験がある人ならば、思い当たるふしがあるはずです。 多少は、他の人と違った点があったはずです。 実は私も、子供の頃にイジメを受けたことがあるのですが、確かに人とは違っていたと思います。 自分で言うのもなんですが、かなり違っていました。 だから、イジメの格好の標的になったのです。 ■なぜ、ここまで、「人と違う者」がいじめられるのでしょう? みなさんは、不思議に思いませんか? 違ってるなら違ってるで、別にいいじゃないですか? 悪いことをする訳でもないし。 。。 ■「人と違う者」がいじめられるのは、その人が「脅威」だからです。 「自分と違う者」は、いずれとてつもなくすごいことをするのではないか? いずれ自分を支配するのではないか? そういう「恐怖」が、人の深層心理に常にあるからなのです。 ■これまで、新しい技術革新や偉業を達成してきた人は、みな「人と違う者」でした。 歴史に名を残す政治家や幕末の志士もまたしかり。 戦国武将や、武装集団のリーダーも、たいてい「人と違う者」です。 「人と違う異能者」だからこそ、荒くれ者の集団をうまくまとめ、戦に勝ち抜き、人々を統治することができたのです。 ■「自分と違う者」はいずれ、自分を支配する。 だから、今のうちに叩いおいて、芽を潰しておくに限る。 人は「恐怖」と「不安」にかられて、「イジメ」を行うのです。 そして、そこには、「妬み」や「嫉妬」もあることを忘れてはなりません。 「自分と違う」ということは、「自分に無いものを持っている」ということを意味します。 しかも、それは決して金では手に入れられないものです。 こうして「自分と違う者」への憎しみはますます大きくなっていきます。 ■これまでの日本の企業、そして社会は、人々に対して能力や行動や思考において、均一性を求めていました。 しかし、それでは企業も社会も立ち行かないことがわかってきました。 閉塞したこの状況をを切り開くには、新しいアイデア、新しい発想、新しい視点が必要なのです。 今、求められているのは、まさに「個性的な人」、つまり「人と違う者」なのです。 ■もし、いじめられた経験があるなら、自信を持ちましょう。 人が、あなたを「人と違う者」、つまり「人には無いものを持っている者」として認めてくれた証拠なのですから。 ■もし、いじめられたくなくて、仲間はずれにされたくなくて、「人と違う自分」を隠し続けているなら、そんな「もったいないこと」はすぐにやめましょう。 せっかく天から与えられた「人に無い自分だけの能力」なのですから。 ■そして、自分は「みんなと同じ者」だと思っている人へ。 そんなことはありません。 よーく探せば、「人と違っている点」が何か見つかるはずです。 でも、人と同じことばかりしていると、なかなか見つかりません。 だから、人と違うことを、どんどんやってみることです。 そうすると案外簡単に、自分の「人と違っている点」が発見できるものなのです。
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