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俳句を作るには写生の技法を使うのが一番間違いない。
その写生のために、対象を選び、発想の仕方を定め、表現の言葉を選ぶ。 全て心が感じ頭が働かなければ出来ない作業である。 にも拘らず出来上った作品に主観の匂いがしてはいけないというのが虚子の客観写生である。 後藤比奈夫[ごとう・ひなお]
(俳人、後藤夜半の息子、1917〜2020)) 「俳句 このむつかしいも」 『シリーズ自句自解ベスト100 後藤比奈夫』より 《 俳句に関する名言 》
〈全文〉
俳句を作るには写生の技法を使うのが一番間違いない。 その写生のために、対象を選び、発想の仕方を定め、表現の言葉を選ぶ。 全て心が感じ頭が働かなければ出来ない作業である。 にも拘らず出来上った作品に主観の匂いがしてはいけないというのが虚子の客観写生である。 __ Link __ とすれば私はもっと俳句を論ずるのに、心を大切にするのが当然と思うようになった。 そして「俳句は心で作って心を消し去るもの」というのが現在の私流の客観写生の方法。 客観写生の説明に過ぎないのだが、心を少し明るみに出してやろうという試み。 __ Link __ 一方、対象となる物の心と物の姿ではどちらが先か、ということになると、客観写生の立場からは、やはり心より姿が先であろう。 物の姿を心をこめて見ていると、物の姿が次第にはっきりし、物の姿の向うにある物の心に作者の心が感応し始める。 あるいは逆に作者の心が物の姿を通して物に乗り移り、物の心となって物の姿を介して、再び作者の心に戻って一体となると考えてもよい。 いわば物心一如(ぶっしんいちにょ)の世界。 写生の醍醐味といえよう。 __ Link __ 山川草木(さんせんそうもく)万物有情(ばんぶつうじょう)の精神は、このようにして生まれてくるものである。 そういった心の交流までも、物の姿だけに託して描くのが、客観写生の全(まっと)うな方法だと、今も私は信じつづけている。 __ Link __
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