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俳諧が今日何んといわれようとも、
これだけ日本人の季節感を磨いて来たことは、 俳諧の大きな功績である。 上林曉［かんばやし・あかつき］
（小説家、私小説作家、1902〜1980） 『文と本と旅と』（山本善行編） 【 上林曉の名言 】
〈全文〉
俳諧が今日何んといわれようとも、 これだけ日本人の季節感を磨いて来たことは、 俳諧の大きな功績である。 ＿＿ Link ＿＿ ゲエテは、 四季の移り変りに退屈するようになる時は、 その人が病的な証拠だといっている。 ＿＿ Link ＿＿ 古来日本人が、 四季の移り変りにいのちを見出して来たことは、 日本人が健康であった証拠かも知れぬ。 今日の日本人が、 季節感に疎くなったように見えるのは、 日本人が病める証拠かも知れない。 ＿＿ Link ＿＿
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