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生きてゐたくもなければ、
死にたくもない。 この思ひが毎日毎夜、 わたくしの心の中に出没してゐる雲の影である。 わたくしの心は 暗くもならず明くもならず、 唯(ただ)しんみりと黄昏(たそが)れて行く雪の日の空に似てゐる。 永井荷風[ながい・かふう]
(明治〜昭和の小説家、1879〜1959) 『荷風俳句集』(加藤郁乎編) 〈全文〉
七十になる日もだんだん近くなつてきた。 七十といふ醜い老人になるまで、 わたくしは生きてゐなければならないのか知ら。 そんな年まで生きてゐたくない。 と云(い)つて、 今夜眼をつぶツて眠れば、 それがこの世の終(おわり)だとなつたら、 定めしわたくしは驚くだらう。 悲しむだらう。 __ Link __ 生きてゐたくもなければ、 死にたくもない。 この思ひが毎日毎夜、 わたくしの心の中に出没してゐる雲の影である。 わたくしの心は 暗くもならず明くもならず、 唯(ただ)しんみりと黄昏(たそが)れて行く雪の日の空に似てゐる。 __ Link __ 日は必ず沈み、日は必ず尽きる。 死はやがて晩(おそ)かれ早かれ来ねばならぬ。 __ Link __
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