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[ 名言 ]
僕は探していたのだ。
何かはっきりしないものを探していた。
どこか遠くにあって、
かすかに僕を慰めていたようなもの、
何だかわからないとらえどころのないもの、
消えてしまって記憶の内側にしかないもの、
しかし空間から再びふと浮び出しそうなもの、
記憶の内側にさえないが、
嘗(かつ)てたしかにあったとおもえるもの。

[ 出典 ]
原民喜[はら・たみき]
(大正〜昭和の詩人、小説家、1905〜1951)
「鎮魂歌」
『群像』(昭和24年8月号)掲載
『夏の花・心願の国』に収載

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[ 補足 ]
※原文末尾は「〜たしかにあったとおもえるもの、僕はぼんやり考えていた。」

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