名言ナビ



[ 名言 ]
僕は探していたのだ。
何かはっきりしないものを探していた。
どこか遠くにあって、
かすかに僕を慰めていたようなもの、
何だかわからないとらえどころのないもの、
消えてしまって記憶の内側にしかないもの、
しかし空間から再びふと浮び出しそうなもの、
記憶の内側にさえないが、
嘗(かつ)てたしかにあったとおもえるもの。

[ 出典 ]
原民喜[はら・たみき]
(大正〜昭和の詩人、小説家、1905〜1951)
「鎮魂歌」
『群像』(昭和24年8月号)掲載
『夏の花・心願の国』に収載

ページ内メニュー

[ 補足 ]
※原文末尾は「〜たしかにあったとおもえるもの、僕はぼんやり考えていた。」

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別今日の名言 ]
詩作品
 * * * * * * * * * *
星座別名言と運勢
血液型別名言と運勢

[ テーマ別の全名言 ]
慰め
分からない
記憶・覚える
空間
詩作品


[ ランダム名言 ]
1.

2.
( 作者不詳 )

3.
( 高平哲郎 )

4.
( チンメルマン )

5.
( ベルナルド・ベルトルッチ )

6.

7.
( 光島貴之 )

8.

9.

10.


11.

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.

20.


21.

22.

23.

24.

25.

26.

27.

28.

29.
( 立石義雄 )

30.


31.

32.

33.

34.

35.
( 『脱「いい子」のソーシャルワーク』 )

36.








LINK  LINK  LINK