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[ 名言 ]
生活というこの現実が、
日一日と私ののどもとを締めあげる。
しかも私に残されている途(みち)はただひとつ、
生活しつづけてゆくことしかないのだ。
私の上に課せられているこの人間的責任、
それは私をおそれさせ、かつ私を退屈させる。

[ 出典 ]
谷川俊太郎[たにかわ・しゅんたろう]
(詩人・翻訳家、1931〜2024)
『愛について
愛のパンセ』

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生活・暮らし
現実
責任
恐怖
退屈

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〈全文〉
生活というこの現実が、
日一日と私ののどもとを締めあげる。
しかも私に残されている途(みち)はただひとつ、
生活しつづけてゆくことしかないのだ。
私の上に課せられているこの人間的責任、
それは私をおそれさせ、かつ私を退屈させる。
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私はまだ十分にそれに慣れていない。
だが間もなく、私は馴れるだろう。
馴れねばいけないことを私は知っているからだ。

__ Link __

私は私の義務を自覚する。
一人の人間として生きてゆくために、
私は詩を書き続けねばならぬ。
何故(なぜ)ならそれを仕事として私は選んだのだから。
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