勝たんと打つべからず。
負けじと打つべきなり。 吉田兼好
[よしだ・けんこう、兼好法師] (鎌倉〜南北朝時代の随筆家・歌人、1283〜1350) 『徒然草』第百十段 【 吉田兼好の名言 】
(全文ver.1)
双六(すごろく)の上手といいし人に、その行(おこない)を問い侍りしかば、勝たんと打つべからず。 負けじと打つべきなり。 (ver.2)双六の上手といいし人に、その手立てを問い侍りしかば、勝たんと打つべからず。 負けじと打つべきなり。 相手に「勝ちたい」と思うと、焦りが生まれて失敗やすくなります。
一方、「負けなければいい」と開き直ると、心に余裕ができ、冷静に勝負にのぞめるので、結果として勝つことができるのです。
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