名言ナビ
→ トップページ
今日の
文章の書き方の名言
☆
9月30日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
物書きは、内証のことはとにかく、外面は「誠実」が第一、そして取りこぼしをせぬのが第二に大事。
「なんだあいつは。
ひょっとしたら馬鹿か」などといわれたくありません。
せっかくこれまで、それだけは、と隠し通してきた苦心がすっかり水の泡になってしまうではありませんか。
(
井上ひさし
)
2.
悔恨の無い文学は、屁のかっぱです。
悔恨、告白、反省、そんなものから、近代文学が、いや、近代精神が生れた筈なんですね。
(
太宰治
)
3.
しゃべることというのは、絶対に人には通じないんだ。
(
吉本隆明
)
4.
紀行文は、旅行の記憶を一旦忘れてから書くのが本当だ。
(
内田百
)
5.
言葉を深呼吸する。
あるいは、言葉で深呼吸する。
(
長田弘
)
6.
新しい歌(=短歌)というのは、材料の新しさではなく、昨日とは違う歌を作ることだ。
絶えず、自己否定しなきゃならない。
( 清水房雄 )
7.
上質のユーモアは
文学最高の理念である。
(
中村明
)
8.
その小説の描写が、怪(け)しからぬくらいに直截(ちょくせつ)である場合、人は感服(かんぷく)と共に、一種不快な疑惑を抱くものであります。
(
太宰治
)
9.
言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、
魂を温めるように。
その姿勢のままに、言葉をたもつ。
じぶんのうちに、じぶんの体温のように。
(
長田弘
)
10.
ジャーナリストは、真実でないと自ら心得ている事柄を語る。
しかも、それをしゃべり続けているうちに、真実になるかもしれないと願っている。
(
アーノルド・ベネット
)
11.
複雑なことは、単純に。
単純なことは、複雑に。
( 楠本憲吉 )
12.
文章を書いていて、これ以上ないピッタリな言葉が見つかった時の喜びは、ジグゾーパズルの最後の1ピースをはめた瞬間の満足感に似ている。
(
ながれおとや
)
13.
うっとりしてなくて、小説など書けるものか。
(
太宰治
)
14.
小説を研究しても小説家になれないように、
成功を研究しても成功は手に入らない。
(
デイル・ドーテン
)
15.
「──ので」とか「──から」とか「──なので」「──だから」と書いたとたんに、文章が難しくなってしまうのです。
「理由」を、次に言わなければならないからです。
(
井上ひさし
)
16.
言(げん)は簡(かん)なるをもって貴しと為す
( 楊時 )
17.
世間の動きにチクリと滑稽の針を突き立てて撓(たわ)みがあればそれを正す、歪みがあればそれを笑いのうちに直す、これが黄表紙(きびょうし)というものの生命ではないか。
おれは書く。
(
井上ひさし
)
18.
人は一生のうちで一度だけ、誰でも詩人になるものである。
だが、やがて「歌のわかれ」をして詩を捨てる。
そして、詩を捨て損(そこ)なったものだけがとりのこされて詩人のままで年老いてゆくのである。
(
寺山修司
)
19.
完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
(
村上春樹
)
20.
文士にとって文学とは生きた人間の心の葛藤であり、暗い孤独の追求なのだ。
(
遠藤周作
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ