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今日の
文章の書き方の名言
☆ ９月１８日 ☆
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1.
言葉が言葉である根拠は勝ち負けの論理を超えたところにある。
詩はなによりもさきに、人間と人間のあいだの真の生きた接触というものを、言葉にもとめてきた。
（ 長田弘 ）
2.
「──という」とか、「──について」「──に関して」ですが、これは、どれだけ使わないですませるかというのが実は勝負どころです。
（ 井上ひさし ）
3.
詩は、詩というたのしみです。
あるいは、詩というたくらみです。
あるいは、詩というこころみです。
あるいは、詩というふるまいです。
そして、詩という言葉です。
（ 長田弘 ）
4.
むずかしいことを　やさしく
やさしいことを　ふかく
ふかいことを　おもしろく
おもしろいことを　まじめに
まじめなことを　ゆかいに
そして　ゆかいなことは
あくまでゆかいに
（ 井上ひさし ）
5.
佳(よ)き文章とは、「情籠(こも)りて、詞(ことば)舒(の)び、心のままの誠(まこと)を歌い出でたる」態のものを指していう也なり。
情籠りて云々(うんぬん)は上田敏、若きころの文章である。
（ 太宰治 ）
6.
はっきり言えることがらを、どんなにはっきり言っても、言いすぎることはないのであるから、べつに「狂的なひらめき。」を見せて呉(く)れなくても、さしつかえないわけだ。
（ 太宰治 ）
7.
武術を怠り、精神に確固たる自信が無く、きょうは左あすは右、ふらりふらりと千鳥足の生活から、どんな文芸が生まれるか凡(およ)そわかり切っている事です。
（ 太宰治 ）
8.
１つのものは、１つのものだけでできているのでも、１つの意味だけでできているのでもありません。
いろいろなもの、さまざまなもの、それぞれのものが、つながりあい、むすびあい、まざりあって、１つの物語をつくっています。
（ 長田弘 ）
9.
好きな文章家を見つけたら、彼の文章を徹底して漁り、その紙背(しはい)まで読み抜く。
そして次に彼のスタイルでためしにものを書いてみる。
そんな書き方をしては、お手本の文章と似てしまうではないかと首をお傾げの方もおいでだろうが、これが不思議と似ないのだ。
（ 井上ひさし ）
10.
小説家でもエッセイストでも作詞家でも、
とにかくプロの物書きになれる人は、
まず自分自身を俯瞰で見つめることが出来る人だと思います。
自分が可哀想と思った時点で
物語は終わる。
ネタも尽きる。
書き続けられるのは、
自分自身の心でさえも
他人のもののように扱える人だけだと思う。
（ 及川眠子 ）
11.
短い言葉に多くの知恵を蔵(ぞう)す。
（ ソポクレス ）
12.
道徳的な詩だとか、不道徳的な詩だとか、語るべきではない。
詩は、うまく書かれているか、それともまずく書かれているか、そのどちらかでしかない。
（ オスカー・ワイルド ）
13.
いま、ここに在るという
感覚が、すべてだ。
どこにも秘密なんてない。
（ 長田弘 ）
14.
「芸術的」陶酔(とうすい)をやめなければならぬ。
（ 太宰治 ）
15.
女の手紙はいかに長いものであっても、女は手紙の最後にしか、決して自分の最も親密な思いを込めない。
（ サン・ピエール ）
16.
現実に起こったことを文字を使ってノートに書いたとしても、それはフィクションになってしまうんだ。
全部じゃないけど文章にした時点でフリーズドライになっちまうのさ。
（ 忌野清志郎 ）
17.
女が描けていない、ということは、何も、その作品の決定的な不名誉ではない。
女を描けないのではなくて、女を描かないのである。
そこに理想主義の獅子(しし)奮迅(ふんじん)が在る。
美しい無智が在る。
（ 太宰治 ）
18.
私の作品は書でも詩でもありません。
私は書という形式を借りて、人間としての本来的なありよう、ほんとうの姿を語っているだけです。
（ 相田みつを ）
19.
若くして詩なんか書いたって始まらぬ。
本当は待つべきものなのだ。
一生涯かかって、しかも出来たら年老いるまでの長い一生をかけて、意味と蜜を集めるべきものなのだ。
（ リルケ ）
20.
結局のところ、文章という不完全な容器に盛ることができるのは不完全な記憶や不完全な想いでしかないのだ。
（ 村上春樹 ）
21.
わたしたちは日本という国に生まれたと思っていますが、そうではなく、日本語という言語のなかに生まれたのです。
（ 長田弘 ）
22.
わたしは一日や二日、飲み食いせずにいても平気だが、すくなくとも一日に一回、机上に辞典を開き、辞、すなわち言葉を、一個か二個、飲み込まないと、どうも按配が悪い。
（ 井上ひさし ）
23.
企画そのものに意味があれば、
たいていの人には伝わる。
企画全体に意味がなければ、
表現や体裁がどんなに整っていても、
人には伝わらない。
（ 齋藤孝 ）
24.
作文は読み手を想像しながら、文章の構成や書き出しを工夫して、読んでくれる人の興味関心を喚起しようとするものです。
そうした「他者意識」があってこそ、「伝わる」文章を書くことができるようになります。
（ 工藤勇一 ）
25.
大まかに言えば、短い言葉が最も良い。
おまけに古い言葉なら一層良い。
（ ウィンストン・チャーチル ）
26.
私の本は水だ。
偉大な天才の本はぶどう酒だ。
しかし、みんなは水を飲む。
（ マーク・トウェイン ）
27.
孔子曰(いわ)く、「君子は人をたのしませても、おのれを売らぬ。
　小人はおのれを売っても、なおかつ、人をたのしませることができない。」
文学のおかしさは、この小人のかなしさにちがいないのだ。
（ 太宰治 ）
28.
安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。
（ 太宰治 ）
29.
君の文章には君位の年輩の人にしてはと思うような警句が所々ある。
それだけでも君は一種の宝石を有している。
（ 夏目漱石 ）
30.
既成作品の成功を真似てうまく書こうとするからつまらないものにしかならない。
小説のおもしろさは、うまさや完成度にあるのではなく、不器用さや不格好さにあり、そこに作者の試行錯誤の痕跡がある
（ 保坂和志 ）
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